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沈まぬ太陽(テアトル4)

Taiyo長い映画でした。仕事が終わって20:30の回に行くと、終了時間は0時。飲み会の午前様は時間が気になりませんが、映画となるとさすがに長いと感じます。ところが、実際に見てみるとそれほど時間を気になるわけでもなく、仕事帰りよりも休みの日にじっくり見てみるにはいいかもしれません。

休憩のある映画というのは最近はめっきりなくなりましたが、かつては「十戒」や「ベンハー」などでそのような休憩の記憶があります(十戒は学校から行ったのだったかな?当然、リバイバルでしたが(^^;)。昔は4時間近い映画も多かったのですね。今回も前編後編にわけるよりも、休憩をはさんで一気に見る方がよかったです。

実は原作は父が生前に読んでいたらしく原作本が家にあったのを記憶していますが、私自身は読んでいません。

実在しない架空の航空会社と言う設定ですが、そのような意識でこの映画を見るのはかなり苦しいです。国民航空(NAL)はどうみてもJALという程度や、鶴のマークが桜のマークというのはかわいいものですが、御巣鷹山での事故は、事故原因、自己場所、被害者数や生存者数、事故機が大阪行き123便であることなど、このあたりは、日航ジャンボ事故そのものを描いています。主人公も一部の脇役は政治家もモデルのがいるのは、一目瞭然で、実在の企業団体や人物とは無関係というのであれば、もう少しアレンジがあってもいいかなと思ったりします。でも、そこがまたいいという側面もあることも事実なんですが(^^;

しかし、想像されるモデルとなったご本人には面白くない描き方の部分もあったことでしょう。

日ごろから国会や委員会で追求する野党の情報はどこから調べたのかと感心するものが多々あるのですが、一部にはこうした権力闘争に利用される側面もあるのかなと思ったりもします。それにしても、腐りきっている汚職役員や汚職族議員、そこから甘い汁を吸う不良官僚などなど、、、この負の連鎖が今になって日航再建などと言われるようなった要因かも。

悪役と言えば、行天四郎役で出ている三浦友和さんが、なかなかの悪で出演者の中では三浦さんが一番よかったかも(^^;。渡辺謙さんや石坂浩二さんは今までのイメージからそれほど離れていないので(かなり肩入れして描かれているので2人の敵は、なかなかの悪人になります)それを代表するような形で三浦さんの悪人ぶりが楽しかったりします。

折から、日航再建がニュースになっている時期に公開という偶然性にも驚きますが、日航再建のカギとなる労使の問題や企業年金の問題などを思うと、この映画の主人公が労働組合の委員長をやっていたというのも思わぬめぐりあわせでしょうか?

今テレビでやっている「不毛地帯」での唐沢寿明さん演じる主人公の壱岐と思われる人物が龍崎一清という名前で出ています。品川徹さんが演じていて、こちらはテレビの「白い巨塔」の大河内教授の印象が強かったです。

★★★★休憩

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「沈まぬ太陽」★★★★ 渡辺謙、三浦友和、松雪泰子、鈴木京香、石坂浩二 若松節朗監督、202分、2009年、2009-10-24公開                     →  ★映画のブログ★                      どんなブログが人気なのか知りたい← 「堂々の大河大作、ときにはこのくらい 見ごたえがある映画も良い、 長さは気にならなかったが、強く訴えかけるものは無かった、 戦後の超近代史もそろそろ自分たちは学ぶべき、 主人公の頑なな態度が... [続きを読む]

受信: 2009.11.05 19:54

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