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2010年1月の記事

今ウェブは退化中ですが、何か?(中川淳一郎)

タイトルの「何か?」とついているところが案外、気に入ったりしました。で、こうしてブログに読んだ本を駄文で紹介している私には、「本当にそうだ!」と思うことも多くって、そんな賛同をまたブログに書くと、まさに自己否定みたいになっちゃうところが面白いです。

でも、筆者は決してネットを否定しているわけではないです。むしろ素晴らしいツールと思っています。問題はその使い方にあるのでしょう。多かれ少なかれ、ネットに依存することの危うさをかぎ取ったことのなる人なら、分かっているのでしょうけど。

ネットをツールとして使っていたはずが「何か書かなくては」「今日も更新しなくては」と忙しくなったり、言い方を気にしたりするように気を使ったりするようになっていく。

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中庭の出来事(恩田陸)

劇中劇というだけでも複雑なんだけど、この本では芝居の脚本と現実が交錯しすぎて、ちょっと懲りすぎでは?寝る前に少しずつ読むには苦しすぎる内容でした。

★★

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異業種競争戦略(内田和成)

異業種競争と言うのは以前からあった話です。映画館で映画を見る人が減っているのは、映画業界の競争によるものではなく、余暇の過ごし方のスタイルが変わってきたということでしょう。このように、成熟した社会では、競争相手は業界内にはなく、時間や空間や金や、もしかしたら情報など、さまざまな要素が競争のファクターになり、その相手は、全く予想もしなかった分野となるわけです。

したがって、レコード会社がipodなどの音楽配信が競争相手と言う例はあまりに業界が近すぎて、ある意味、少々つまらないと感じて読んでいました。しかしながら、そこに視点を当てることで、戦略を練ることができると言う、なかなか面白い展開になっていました。

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サロゲート(テアトル4)

Saroサロゲートとは、人間の分身となって社会に出て活動する代理ロボットのこと。病気や老いなどの心配もなく、身体に万が一があってもそれはロボットが壊れるだけ。一見すると便利で快適な、しかも安全な社会を実現できているようにも思います。誰にでも若々しい体を持ちたいと言う要望はあることだと思います。それを実現した夢のような素晴らしい社会。

しかし、本当にそうだろうか。
この映画が問うものはそこにあるのでしょう。

世の中の発展は、快適でありたいという欲求を追求したり、便利さを追求したり、さらには安全性を高めることで、進んできた歴史があるでしょう。携帯のない時代から比べれば、はるかに便利になり遠方の人とも好きな時には話ができるようになったりしました。こうした追求の陰で、何かが失われているのも事実なのでしょう。

実はその何か大切なものと言うのは、不便であったり、醜かったり、煩わしかったり、苦しかったりするものの中にあったのかもしれません。便利さや快適さの追求がどこまでが許されるのか、想像もつきませんが・・・

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カッコウの卵は誰のもの(東野圭吾)

今回も楽しませていただきました。ちょっと犯行の動機とその手法には、かなり無理があり現実的にはあり得ないと思いますが、最近の犯罪は現実の方が小説よりもあり得ない犯行だったりしますからねえ。

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福井県観光物産展(新宿京王百貨店)2010年

今年も、東京・京王百貨店新宿店にて福井県観光物産展が開催されています。「米五のみそ」も出店していますので、お近くにお出かけの際には是非お立ち寄りくださいね。私もちょっとだけ(1/23(土)と1/24(日)の15時まで)東京までお手伝いに行きます。

京王百貨店新宿店7F大催事場
2010/1月21日(木)~26日(火)
10:00~20:00(最終日は17:00まで)

米五の他にも、福井から選りすぐりのお店が出店しますので、ご来店をお待ちしております。

ちなみに、福井では1月24日(日)10:00~16:00まで、福井駅のアオッサ側(東口側)の広場で「来てみねま市」を開催。こちらも、米五のみそが出店します。福井の方にはこちらにも来てくださいね。

久しぶりにブログで商売の紹介した感じ(^^;

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ハプスブルク家12の物語(中野京子)

肖像画にスポットを当ててハプスブルク家の物語が12章にわたって書かれていますが、なかなか面白いものです。1枚の肖像画、それ自体は何も変哲がないものと思いがちですが、作者の解説(お話し)にかかると、実にいろいろな要素が描かれていて、将来を暗示するものまであると言うと、まさに絵の力と言えます。

ハプスブルク家と言うのは名前を知っていても、詳しいことは何も知らないものですけど(世界史を選ばなかったから?)、今回、いくつかの人物に関してこのような背景を知ることができたのは、大変有意義でした。

★★★★☆

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「つらぬく」経営(池内計司)

正月に読む本として取り寄せておき、ばたばたの1日だったけど、どうにか予定通りに読み終えた本です。以前から話に聞いていた「風で織るタオル」で有名な池内タオルさんの書いた本です。

今治と言えばタオルの産地として有名ですが、安い輸入品に押される一方の衰退産業でもあります。そんな環境の地方の中小企業(地場産業のような)と言うのは他の産業でもありそうですが、そんななか、池内タオルは取引先の破綻の影響で民事再生を申請。この苦労は大変なものだろうと思いますが、そこを脱して自社ブランドを築くことを「つらぬく」という意味では、なかなか大したものだと思いました。

ただ、残念なのは、このタイトル。つらぬく経営と言うタイトルと本の中身は少々違うような気がします。

★★★○

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南極料理人(メトロ劇場)

Nankyoku今日は月曜日の休みなので、男性が1000円と言うことで今週で打ち切りの「南極料理人」を見てきました。

映画を見るまで昭和基地の料理人の話かと思ったら、昭和基地より1000kmも内陸で、しかも富士山よりも高い3800m標高に位置する「ドームふじ基地」での話でした。昭和基地が最低気温が-20度くらいに対して、ドームふじは、最高でも-30度になることはなく、最低は-70度超え、平均でも-54度と言うから想像もできない寒さ?です。

ペンギンもアザラシもいなく、ウィルスさえも存在できないところでの仕事とは、恐ろしくすごいことです。ここでの調査の中心は、氷床を深さ3000m以上掘削して1000万円ほどの価値のある??氷床コアを採取し、それを分析することで昔の気候などが分かるとのことらしいです。

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社長! 会社を継がせたいならココまでやっておかなくちゃ!(小山昇)

事業継承のセミナーと言うと節税対策が多く盛り込まれる傾向になりますが、金の問題よりも(そもそも節税対策しないといけないほど財産がない?(笑))、むしろ大事なのは本質である人の問題と経営権の問題。人は後継者のみならず、その会社の体制にも目配りしておきたいものです。また、経営権の問題は株の問題。その株の相続と問題が絡むと、株の分散になりかねないので、そのあたりが指摘されています。

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宇宙戦艦ヤマト 復活篇(テアトル2)

Yamatof映画と言うのは観終わって、なんだかんだと毒づくのも面白いものですが、この映画はまさにそのとおり、そういう意味では期待どおりでした(^^;。高校時代に「宇宙戦艦ヤマト」のテレビ連載を見てから、映画も見ちゃったタイプでしたが、もうずいぶん時代が変わっているので、懐かしの映画とみるのか、それとも新時代への復活とみるのか、その違いで評価もわかれるところでしょう。

何度も復活したりしているので、いまさら復活篇でもないでしょうから、これは懐かしの映画とみた方がいいのでしょうけど、もしかしたら復活ののろしを上げたいのはヤマトではなくプロデューサーだったりして(^^;、その思いがタイトルにあるのかも(映画の前にいきなり「石原慎太郎」の名前が出てきて、いかにも「らしい」って予感です)。

例によって地球(人類)の危機をヤマトが救うという話ですが、映像は進化したとはいえ、発想は古いままです。良くも悪くも昭和の映画ですね。そこがまたいいんですけど(笑)。時代設定は西暦2220年。その時代の宇宙での戦闘はどんなものか分かりませんが、どうみても艦隊同士の正面衝突の撃ち合いは、戦国時代よりも古い戦法のようです。
 

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社長の人事でつぶれる会社、伸びる会社(樋口弘和)

この筆者の本はほかにも読みましたが、今回の方が参考になることが多かった印象です。設備投資などのと同じように人材投資という考え方を持つことは重要かもしれませんね。新人採用なら将来への採用、中途採用なら過去への投資と言うのもなるほどと思ったりします。ただ、中途採用は一概にはそうとも言えないような気もしますが・・・

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勝ち負けから降りる生き方(二神能基)

これはなかなか有意義な本でした。いろいろ考えさせられるという意味でいい本でした。

確かに、いつの時代からか「勝ち組」「負け組」と言うすみわけができました。昔の高度成長時代にも格差というのはあったのですが、勝ち負けと言う差はなかったのです。それは、それぞれの立ち位置でそれぞれの価値があったということでしょう。ところが今の時代は、全員が同じ価値判断で比較し、それは「勝ち組」「負け組」となり、少なくとも負け組には入りたくないと思うようにもなってきているとのことです。

しかし、正社員が勝ち組かと言うと、その正社員の中にも勝ち組と負け組がいて、その勝ち組の中にさらにまた、勝ち組と負け組がいる・・・と言うように勝負はほんの少数を除いては、ほとんどの人が勝ち続けることはできずに負けるということです。高校野球の頂点は1校しかないのと似ているなあ。

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すごい本屋!(井原万見子)

この本を見かけたのは、英国ガーディアン紙による世界の書店番付「世界の素晴らしい本屋ベスト10」に日本からランクイン(9位だったかな)した京都の「恵文社」さん。その素晴らしさを体験しようと「恵文社」さんを訪れて、その手作り感いっぱいの雰囲気の本屋さんの不思議な空間で「すごい本屋!」と言うタイトルを見たものですから、これは買わなくてはと思ったわけです。

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