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異業種競争戦略(内田和成)

異業種競争と言うのは以前からあった話です。映画館で映画を見る人が減っているのは、映画業界の競争によるものではなく、余暇の過ごし方のスタイルが変わってきたということでしょう。このように、成熟した社会では、競争相手は業界内にはなく、時間や空間や金や、もしかしたら情報など、さまざまな要素が競争のファクターになり、その相手は、全く予想もしなかった分野となるわけです。

したがって、レコード会社がipodなどの音楽配信が競争相手と言う例はあまりに業界が近すぎて、ある意味、少々つまらないと感じて読んでいました。しかしながら、そこに視点を当てることで、戦略を練ることができると言う、なかなか面白い展開になっていました。

 
どのように、この異業種競争に戦いを挑むのか?
さらに、その戦略と求められるリーダーシップを述べています。

競争相手は、モノではない。時間を奪うもの、空間を奪うもの、財布を奪うものである。これは重要なことだと再認識。

最後にフランスの文学者、マルセル・プルーストの言葉があったのがいいですね。

「本当の発見の旅とは、新しい土地を探すことではなく、新しい目で見ることだ」

でも、取り上げている例は、そんなに新しい目で見ているとは思えなかったりしますが・・・。しかしながら、まずは読んで損はしない本。

★★★★☆

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