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船に乗れ!(3)合奏協奏曲(藤谷治)

あるひとの感想で「青春は終わっても人生は続く」と書かれていたけど、そうですよね。そんな感じがぴったしだなあ。青春だけを引きずるわけにはいかないけど、ヴァイオリンを捨てた女の子も、チェロを捨てた主人公も、妥協を許さない青春を本当にいっぱい悩みながら生きていたのだろうけど、あるものすべてがその時代の生きたあかしなのなあ。

それにしても、2巻で主人公が倫理の先生に取った行動は、本当に憤慨ものだったけど(その憤慨する言うと感情が湧きでるところがこの作品のいいところでしょう)、その後日談がこの3巻にあって、その運命とか宿命とかで言い表せない、人間の手の及ばないところでの人生の綾みたいなものがあると言うのは、彼女の手紙が如実に語っているのかもしれない。

ああ、言いようのない作品に出合った喜びだけが残っている今です。

★★★★★☆

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