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君の望む死に方(石持浅海)

植物図鑑で、すっかり草食系男子を満喫したので、次は肉食に戻りたいと読んだ作品です。

膵臓がんで余命6ヶ月と診断された社長は、かつての起業時の親友の息子に「殺害される」ことで迎えたいと望む、という奇妙な設定です。と言うのも、この息子は社内でも優秀な社員であるのですが、その親である親友を誤ってことしてしまったという過去が社長にはあるのです。そこで、社内から優秀な社員4名を招いた社員研修を隠れ蓑に、自分が殺害されるための仕掛けを用意して待っているのですが・・・・

構図的には従来の、殺人後の犯人と探偵の戦いと言う構図から大きく外れ、殺人に至る過程での被害者対探偵の戦い?となるわけですが、その緊張感がなぜか少ないです。殺害されるための仕掛けも未熟なら、殺そうと思う犯人側の計画も無計画、それに比べて探偵役の碓井優佳だけ飛びぬけているように感じてしまうからでしょうか?

でも、個人的にはこうした構図の作品は嫌いではありません。また次にも期待したいところですが・・・。とはいえ「扉は閉ざされたまま」の方がよかったなあ。

★★★★

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