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昭和16年夏の敗戦(猪瀬直樹)

知らないことは恐いものですね。昭和16年の4月1日に開設された「総力戦研究所」なるものがあり、そこで官民から集められた若きエリートたちがしがらみもなく冷静に日米開戦についてシミュレーションをおなっていたと言う事実にまず驚かされます。

しかも、そのシミュレーションで出た戦争の経過は、「日米開戦すると、緒戦、奇襲攻撃で処理するが、国力の差から劣勢となり敗戦に至る」というものでした。結局は日本は負ける、したがって戦争は避けなければならないはずだったのが、どうして戦争になったのか。

戦争ありきで積み上げた数字やだれも責任のない決定など、このような出来ごとは今の時代も脈々と生き残っているん感じです。本当に歴史から学ぶということが重要なんだろうな。でも、学校で教える歴史は事実の連続でしかなく、反省という土台が作れていません。しかも、戦争そのものも、悪役を作って自分たちが被害者になる方が、今の立場を守れると言う雰囲気を作ると言うのは、あったんだろうなあと思ったりします。

いまこそ、この本の内容から学ぶことが多い時代ではないでしょうか。

★★★★★

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コメント

11月1日、海軍軍令部長が最後の避戦案を提案した。武力発動なしの外交交渉だけでいく案である。東條の答えは「交渉条件を低下させることはできない」だった。交渉条件とはつまりハルノートに書かれた条項である。

投稿: han | 2010.09.29 18:15

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