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2011年2月の記事

ヒアアフター(テアトル2)

Here期待の映画ですが、実は、何も知らないまま見ました。確か、予告編で霊能力の話だったのかなと覚えていたくらいで、それすらも怪しいと思いながら見たものですから、最初の津波のシーンに逆にびっくり。

話は、その津波で臨死体験をしたフランスの人気ニュースキャスターと、幼いころに病気になりその手術の影響で霊能力が身についてしまったサンフランシスコの男と、双子の兄弟を交通事故で亡くし母親は薬物中毒のために里子に出されたロンドンの少年、このように3つの話がそれぞれ並行で進む構成となっています。

津波にあって臨死状態となったニュースキャスター。マリーはそのことがトラウマのようになり、結局ニュース番組から降板となります。そしてこの体験を本(ヒアアフター)に書こうとします。

双子の弟マーカスは交通事故で亡くなった兄ジェイソンと、死後の世界とつながることで話をしたいと願うようになります。

そして、ジョージは現世と来世(ヒアアフター)をつなぐ能力から逃れようと苦しんでいて、ついに旅立ちます。

この3人がロンドンのブックフェアでひとつにつながっていくのですが・・・


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ニーチェの考え方(富増章成)

「ニーチェの自由な思索の成果は、短文形式の断章(箴言(よめなかったけど「しんげん」と読むらしい)によって表現した」とのことです。これはアフォリズムと言うらしいです。なかなか勉強になりますね。しかし、断片的で詩的な文章が多いと言うことで読み手の自由な解釈が発生しやすく、副作用も多いとのこと。なるほどねえ。

クラシック音楽との絡みの話も面白いのだけど、ここで重要なのはポジティブな生き方なのです。正確には自分の人生をポジティブに受け入れると言うことです。どうもマーラーの交響曲的印象のイメージだったから、てっきり「生は暗く死も暗い」って感じの方かと思っていました(^^;

昨年、書道展でニーチェの「人生を最高に旅せよ」という言葉を見ました。こんなこと言う人なんだと思ったと同時に、この本を読むとニーチェの考え方がこの言葉に凝縮されているとも言えます。でも、そこにある最高とは、比較した上でのベストと言う意味ではなく、今生きている自分の人生がベストであると認めると言うこと。

どんな苦しい人生でも、それを愛し感謝し受け入れて、「その人生を何度繰り返してもよい」と思うように生きろと言うことなのです。「意味が無いなら意味を作れ」とまで言っています。

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プロフェッショナルの条件(P・F.ドラッカー(著),P・F.Drucker(原著),上田 惇生(翻訳))

今年の課題の一つに「プロフェショナルの条件」「チェンジリーダーの条件」「イノベーターの条件」のいずれかを読む、と言うのを掲げた。ちょうどの1作が3月の課題本で、しかもこの本は米五の勉強会で社員が読んだ本でもあります。

原題は「The essential Drucker on individuals.To perform,to contribute and achieve.」と言うことで、「プロフェッショナルの条件」と言うタイトルよりも、「はじめて読むドラッカー【自己実現編】いかに成果を上げ成長するか。」の方がしっくりいくかも。
この初めてシリーズは上記3部作で、その1作がこの本です。しかも、これは、ドラッカーの作品ではあるけど、上田氏の「編訳」とあったように、さまざまなドラッカーの作品や論文から、「個人の働き方」について関連するものを集めてまとめたものです。したがって、チェンジリーダーの条件が「マネジメント編」で、イノベーターの条件が「社会編」

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塔の上のラプンツェル(テアトル4)

Rapunzel_a試写会を実施したのですが、結構人気だったのか、立ち見も出ての上映となりました。私も一番後ろから立ち見みで見ました。

原作であるグリム童話「ラプンツェル」をipadで読んでおいたけど、もちろんディズニーの映画ですから、原作とはかなり違っています。グリム童話のままだったら子供には見せられないかも(笑)

ミュージカル仕立てなので、いずれは劇団四季で上演して欲しいくらいの作品です。映画自体は、大変よく出来ていて、音楽も素晴らしかったです。ぜひ多くの方に一度見てもらいたい作品です。


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流星ワゴン(重松清)

以前より読みたかった本ですが、ようやく手にして読みました。

この話には3組の父子が出てきます。主人公・永田と息子・広樹、永田とその父親・チュウ、それと橋本さんとその息子・健太です。

永田の家庭は、息子・広樹は中学受験に失敗し公立中学で登校拒否になり家庭内暴力をふるうようになり、妻・美代子はテレクラを利用して不倫、自分自身もリストラにあうと言う家庭崩壊状態でした。死んでもいいかなと思った時に、5年前に交通事故で亡くなった橋本さんとその息子・健太が乗るオデッセイに乗っていました。

そのオデッセイがスピードを上げると、今度は自分自身の人生の分岐点で今の自分と同じ年の自分の父親・チュウと出会います。

人生の分岐点
それは、その時には何でもなかった時間と空間でしたが、家庭崩壊の未来を知ってしまったやり直しの永田にとっては重要であると言うことが分かるのです。しかし、そうわかっていても、過去に戻って未来を変えることはできないもどかしさ。

オデッセイに乗っている橋本親子は幽霊だし、永田の父親は病気で今にも死にかけている状態、永田本人も死にたいと思っていると言うことで、このワゴンは死の淵を状態なのかも知れせん。幽霊と出会い、過去にタイムスリップして、若かりし頃の父親と出会うと言う、ある意味、ありえない荒唐無稽な設定ですが、それは全く気になりません。そこに普通に悩む親子がいるからかもしれません。

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アリアドネの弾丸(海堂尊)

久しぶりの田口&白鳥コンビのミステリーです。今回は本当に人が病院内で死ぬのです(って、よく考えると病院内で人が死ぬのは不思議なことじゃないので、正確には殺人事件が起きるのです)。そう言う意味では、よかったです(殺人が起きてよかったと言うの変ですが、このところミステリーらしいミステリーが少なかったので)。

しかし、読後感は、なんとなく消化不良。本当にこの動機でよかったのか、、すごく考えてしまったです。それくらいあまり受け入れることが出来なかったです(ネタばれになるのでセーブしながら書くもどかしさ)。

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白夜行(テアトル3)

Byakuya原作も読んだし、テレビドラマも見たのだけど、これだけの作品を映画化となると、なかなか時間的制約から難しいかなって思っていました。その難しい中、よくまとまっていたけど、どうしてもあらすじを聞いたような印象があります。

もし、原作もテレビも見たことない人がこの作品を見て、どれだけ雪穂と亮司の間の暗い過去の秘密でつながっている絆が見えるのか、そのあたりがこの時間枠では難しいかなと思うのです。もちろん、すれ違うシーンはあります。隠し撮りした写真に雪穂が写っているのを見る亮司の表情などからも。

だからアカデミー努力賞ってあれば最有力候補。

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強く生きるために読む古典(岡敦)

本が好きな人にはたまらない本のような印象でした。と言う私は・・・そうですね、お酒で例えると、全然飲めない人、好きだけど飲めない人、好きで飲めるとけど強くない人、好きで飲めて強い人、、、などいくつかの分類が出来そうですが、「本を読むのが好きで理解も深い人」には楽しそうな内容がいっぱいです。私はお酒が好きで飲めるけど弱いって言うのと同じように、本を読むのが好きで数も読むけど理解が浅い(^^;

この本は今年自らの課題本だったのだけど、まず、「古典」というのをてっきり日本の古典かと思ったところに大きな間違いがありました。世界の文学、、それも岩波文庫にありそうな本が中心です。

それぞれの9冊の本に対して「正しく理解して読むのではなく、自分が生き延びるための助けになるように読んで、人生の武器にする」そんな内容になっています。

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