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春日局(杉本苑子)

大奥と言えば、必ず女の闘いと相場が決まっていますが、この話は、2代将軍徳川秀忠の長男・竹千代の乳母である春日局は次期将軍の座をめぐり、次男の国松を溺愛するお江と激しく対立する話です。お江と言えば、今の大河ドラマ。どうみても舌足らずの「のだめ」にしか思えない「お江」が、この話ように晩年は春日局と争うのだろうか、、、このあたり今の大河ドラマの終盤に期待したいところ。

とはいえ、この春日局の話もかなり作り話もありそうで、はたして大河ドラマとのクロスがあるのかどうか。この春日局は「福」と言い、父は美濃の名族斎藤氏の一族で明智光秀の重臣であり甥とも言われる斎藤利三。一方、お江は浅井長政の三女で、母は織田信長の妹。本能寺の変の敵味方という過去を持つわけで、なかなか女の戦いはすごいものです。
三代将軍家光は、徳川十五代将軍の内、正室の子は、家康・家光・慶喜の三名のみですし、さらに将軍の御内室(御台所)が生んだ将軍は家光のみということで、正統派という印象が強かったですが、幼少時は病弱で、吃音があり容姿も美麗とは言えなかったと言われています。なかなかこうした本を読まないと学校の歴史では分からないものだなあ。

★★★○

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