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宇宙のしくみ―わかったことわからないこと最新宇宙論 IPMUの6人の頭脳がわかりやすく解説 (学研雑学百科)

宇宙について、どこまでわかり、何がわからないかが、よくわかる(わかったような気になる(笑))。東京大学数物連携宇宙研究機構(IPMU)の6人の科学者がわかりやすく解説。最先端研究者ならではのリアリティあふれる内容です。IPMUなんて言うと難しい組織のような印象ですが、5つの研究テーマは
「宇宙はどのように始まったのか?」
「何によってできているのか?」
「その行きつく先は?」
「どんな法則に支配されているのか?」
「そもそも我々はなぜ存在するのか?」
というもの。大変面白く興味深い本でした。

宇宙誕生のことについて、何もないところから時間と空間ができたというけど、そのことがイメージできない(笑)。宇宙の果てはどうなっているのか?光より速いスピードで膨張しているとしてその先はどうなっているのか、、、、そんなことを思うと不思議で、その不思議と謎が研究の推進力になっているのだろうなあ。

どうして137億年前の(そもそも137億年前という数字が出ることがすごい)ビッグバンがわかるのか不思議ですが、それは一つには観測能力が上がったことで、より遠くの星を観測できるようになったこと。より遠くの星を観測するというのはより過去を見ることができるということなんです。

太陽の姿は地球から見ると8分前の姿(光で8分かかるから)。100光年先の星を観測すると、それは100年前の姿を見ることになる。今では131億光年の星まで観測できるらしく、その星を見るということは131億年前の宇宙の状態を知ることができると。その観測結果と数式による理論が一致することで、過去の姿が浮かび上がるということらしい。

最近、ノーベル賞で話題なった「対称性の自発的破れ」や「スーパーカミオカンデ」なんて言葉も出てきて、最先端の宇宙の研究を難しいことを抜きにして紹介されている努力には最大の魅力でしょう。しかし、それでも難しい(笑)、だけど面白い。

★★★★★○

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