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真夏の方程式(東野圭吾)

初期のガリレオシリーズは、不可能犯罪を科学的に解明するという点で、湯川博士の登場となったわけだけど、「容疑者Xの献身」でかなり人間的になってしまいました。それが今回はさらに進んだ感じです。私はこのほうがいいけど。

とにかく例によって東野さんらしく読みやすくどんどん読めました。今回はビジュアル的でもあったので、大変楽しく読めました。

今回は子供嫌いな湯川博士と科学嫌いな少年が美しい海を誇る玻璃ヶ浦で出会い、夏休みの宿題を教え教わるというのはなかなかいいシーンです。トリックや犯罪の裏にある部分などは他の作品から比べたら大したことないとは思うけど、脇役(デスメックや地元警察署、県警の人間など)の行動も結構面白くできているので、その分、湯川博士を際立たせているのかな。

少し坂道のある町で海がきれい、だけど産業は傾いている町、そんな舞台で映画化されたら、どうでしょうね。「真夏の方程式」は今は解けなくてもいい方程式だけど、いつかは解がわかる時があるという方程式のようです。

そうそう、読んでいて明らかにおかしいところがありました。
113ページ2行目に「取り調べも仙波さんが担当したのか」ってありました。
塚原さんが仙波さんを取調べしたのだから、明らかな間違いかな。何度も前後を読み直しちゃった。

★★★★★☆

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