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2011年8月の記事

4%の宇宙(リチャード・パネク(著),谷口義明(訳))

セミナーを聞いて成果を上げる人は1%に過ぎないとか、夢の実現に向けて人生を歩む人は3%に過ぎない(ジョブズの本)と言われていますが、今度は4%の宇宙です。民主党の内閣支持率よりも低いこの数字は、宇宙でたった4%の中に我々がいるということなんです。もちろん宇宙は広いので、存在そのものが小さいことはわかりますが、その宇宙そのもの自体が、96%は未知の暗黒物質と暗黒エネルギーでできていると。

暗黒なんて言うと、なんとなく宇宙戦艦ヤマトやスターウォーズを思い浮かべてしみますが、そもそも未知のもの言うのがどうして96%あるとわかるのか、それが不思議で、昨日の日曜日1日かけて読んでいました。で、なるほどねえ、、なんです(笑)

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株価暴落 (池井戸潤)

今まで「バブル組」を読んできたので、この本も銀行の企業支援と言う内容に中間管理職のスカッとするような勧善懲悪ものかと思ったら、ダイエーを思わせる巨大スーパー・一風堂が爆破される事件が起き、ミステリー要素も満載でした。1冊で、銀行内の争い、爆弾犯人は誰かと言うミステリー、それを追う刑事モノって言うように様々な要素があり、1冊で何粒もおいしいって感じでしょうか?

ただ、その分、どれも少し物足りない感じです。特にミステリーの部分は読み終えても、どうしてって思うような部分がかなり残りました。

池井戸さんの作品を続けて読んだので、「空飛ぶタイヤ」の前にちょっとしばらく違う本を読んでみます。

★★★★

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オレたち花のバブル組 (池井戸潤)

と言うことで、続編を読みました。前作同様、バブル時代に銀行員になった半沢を中心に同期の勧善懲悪的活躍を描くものですが、今回は半沢の扱う伊勢島ホテル他に近藤が出向したタミヤ電機の2つの企業の話が絡むので、近藤の活躍(葛藤?)もあります。

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オレたちバブル入行組 (池井戸潤)

「民王」「下町ロケット」「乱歩賞作品」に続く4作目。乱歩賞よりずっとよかったです。民王や下町ロケットのような痛快さがあります。タイトルからユーモア小説かとおもっていましたが、全く違った内容でした。

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産業人の未来 (P・F・ドラッカー(著),上田惇生(訳))


経済人は終わりだけど、産業人には未来があるということか。当時の経済人と産業人の違いを理解したうえで挑戦したい本だけど、あまり読みたいとも思わない本でもあります(^^;

読んでいてチャップリンのモダンタイムスの一幕を思い出しました。資本主義社会の中で会社では人間の尊厳が失われ機械の一部の歯車のように働くようになっていることを笑いで風刺していますが、最後は自由な生活を求め旅立っていきます。そんな映画が流行っていた時代、人々に魅力的な生き方、働き方を提示できるかいなか、つまり、個人がその社会の中で「位置と役割」を持てる社会かどうか、と述べています。

たぶん(と言うのは本書から明確には読み取れなかった)そのためには個人にも自由と責任が伴うということだろう(正確にはドラッカーの言う自由には責任が含まれているので、併記するのはよくないのかな)。

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果つる底なき(池井戸潤)

池井戸さんが第44回乱歩賞受賞者と言うことを知りませんでした。この作品で1998年の受賞をしたようです。銀行の腐敗を内部から描くというのは、作者ご本人が三菱銀行の社員だったということからさすがと思うようなどろどろさです(笑)

しかし、1人目の殺人は結構手が込んだ不確定要素も多いような手法なのに、そのあとは結構荒っぽい殺人が続きます。これはどうなんでしょうね。個人的には期待したほどではなかった内容でした。

殺人まで起きなくてもいいから銀行ミステリーとしていくつか読んでみたいけど、むしろ他のジャンル作品も期待したいところです。

★★★★

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まほろ駅前多田便利軒

Tada1GW公開映画だけど福井ではやっていなくて、お盆になりようやく名画上映館で公開されたので今頃に見に行くことになりました。三浦しをんさんの同名小説は直木賞。

まほろ駅前で便利屋をやっている多田啓介が仕事を終えて帰る時に、中学の時の同級生(原作は高校だったと思う)の行天春彦と出会う。黒いロングコートに健康サンダルという奇妙な出で立ちで「今晩泊めてくれ」と。そこからこの2人のコンビによる話が始まります。瑛太と松田龍平が共演する映画もいくつかありますが、今回も原作以上によかったです。


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創造する経営者(ピーターFドラッカー(著)、上田惇生(著))


1964年、ドラッカーが55歳ころの作品と言うことは、今の私くらいの年齢だ。しかも、50年後にも通用する内容の本を書けるというのがすごい。なぜ、大阪万博前に「顧客は満足を買う」って宣言できているのか不思議です。今のビジネス本の多くが2年くらいで陳腐化しちゃうのとは大違いって思うけど、今はもっと時代が速いのかな?
この本は、結構、実践的と言うか数字的なアプローチも多く、今まで読んだ本とはちょっと雰囲気が違うが、この実践的な話も面白い。むしろ、この方が新鮮だし、これまで読んだ本より集中できた。洗濯機の白さを競う話も面白かった(^^)。

本書の中で本業は3種類と言っている。これは社員一人一人の仕事の本業は何かと言うことにもつながっている。経営者はもちろんのこと社員も自らの仕事を以下の3つととらえる必要がある。
(1)今日の事業の成果を上げる
(2)潜在的な機会を発見する
(3)明日のために新しい事業を開拓する
社員は毎日この3つの仕事をやっているかどうかチェックすべきだろう。社員で新しい事業の開拓などと言うと戸惑うかもしれないが、小さな改善も新しいステップになる。

そもそも、企業の歴史とか伝統とかいうが、それは「過去の意思決定や行動や業績によってもたらされたものが今日の事業」と言うだけのこと。それをなどるだけでいいのか?それは(1)のみの仕事をしているに過ぎない。
明日のための意思決定や行動をしなくていいのか?作られた過去の歴史ではなく明日の歴史を作れ!と言うことだろう。

選択と集中は重要なことだけど
5万ドルの取引も500ドルの取引もかかるコストはほとんどかわらないからといって、コストだけを意識した選択ではいけないと感じる。なぜなら私は零細企業の経営者だから。事業仕分けのように、ある部分だけを見て、「不要じゃないか」「2番ではいけないのか」と言う判断では割り切れないものを持っているのが零細企業なんだろう。
(だから生き残れないのか?しかし、それでも生き残れて何が楽しいのか?)

事業分析と言う点では、なかなか零細企業にはハードルが高い面もあるが、この本の基本を理解したうえで自社向けにアレンジをして分析する必要性は高いと感じた。

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カーズ2(コロナ1)

Cars2前作は見ていないのだけど、今回は日本が舞台と言うし(正確には日本もレースの1つになっている)ディズニー&ピクサーだし楽しめるかと思い見てきました。

いきなり「トイ・ストーリー」の広告かと思ったら「ハワイアン・バケーション」の短編が同時上映なんですね。これがまた憎いほどいいんですね。短時間の中に特徴が出ていて、これだけでも見に来た甲斐があったと思えるものでした。


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下町ロケット(池井戸潤)

なんと言っていいんだろう。直木賞受賞作品だけど、その受賞が小さく思えるほどにいい作品でした。今期最高の作品!(^^)

facebookでも本の感想を公開するけど、facebookやgoogleなどのノウハウ本を勉強するのも重要だけど、その前にこの本を読もう!ドラッカーも重要だけどこの本を読もう!大きな声で叫びたいくらいです。

なぜなら、この本には小さな会社の経営者が生きていくために大切なものが全部書かれていると思うからです。それは「夢とプライド」。だからこそ中小企業やモノづくりの経営者には、さらに経営者だけでなくそこで働く人たちにも読んでいただきたい1冊。

話としては「大田区の町工場が取得した最先端特許をめぐる、中小企業vs大企業の熱い戦い!」と言うことで、ここまで書かれていたら、もうそれだけで池井戸さんの作品なら痛快に中小企業が大企業をぎゃふんと言わせるハッピーエンドも想像しちゃうのだけど、たとえそうであってもすべて許せちゃう(^^)

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大鹿村騒動記(シネマ4)

Oshika先日、原田芳雄さんが亡くなられたので見ることにしました。原田さんと言えば、私が好きな役は「不毛地帯」での近畿商事社長の大門役でした。と言うことで、訃報を聞いてこの映画を見に行く私のような人が増えたようで、観客動員も増えているようです。

私も原田さんの訃報がなければ見なかったであろう映画。なんと観客は私の他には1人のみ。いくら大鹿村でもこれでは人が少なすぎ。

舞台は長野県の実在の村、大鹿村。この村の大鹿歌舞伎は300余年前から、大鹿村の各集落の神社の前宮として舞台で演じられ、今日まで伝承されてきたそうです。まさにその通りの映画なのです。

主演の原田芳雄さんは以前、テレビドラマの収録で大鹿村を訪れ、村人の思いに触れたことがきっかけで大鹿歌舞伎をテーマに映画化を発案したそうです。公開3日後に亡くなったことは残念ですが、遺作としては本望だったのかもしれないですね。


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