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下町ロケット(池井戸潤)

なんと言っていいんだろう。直木賞受賞作品だけど、その受賞が小さく思えるほどにいい作品でした。今期最高の作品!(^^)

facebookでも本の感想を公開するけど、facebookやgoogleなどのノウハウ本を勉強するのも重要だけど、その前にこの本を読もう!ドラッカーも重要だけどこの本を読もう!大きな声で叫びたいくらいです。

なぜなら、この本には小さな会社の経営者が生きていくために大切なものが全部書かれていると思うからです。それは「夢とプライド」。だからこそ中小企業やモノづくりの経営者には、さらに経営者だけでなくそこで働く人たちにも読んでいただきたい1冊。

話としては「大田区の町工場が取得した最先端特許をめぐる、中小企業vs大企業の熱い戦い!」と言うことで、ここまで書かれていたら、もうそれだけで池井戸さんの作品なら痛快に中小企業が大企業をぎゃふんと言わせるハッピーエンドも想像しちゃうのだけど、たとえそうであってもすべて許せちゃう(^^)

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かつて研究者としてロケット開発に携わっていた佃航平は、打ち上げ失敗の責任を取って研究者の道を辞し、いまは親の跡を継いで従業員200人の小さな会社、佃製作所を経営していた。
下請けいじめ、資金繰り難――。
ご多分に洩れず中小企業の悲哀を味わいつつも、日々奮闘している佃のもとに、ある日、容赦無い法廷戦略を駆使しライバル企業を叩き潰すことで知られるナカシマ工業から訴状が届く。
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と言うと、中小企業が大企業との法廷闘争に巻き込まれる作品かと思うかもしれません。私もそんな想像をして読んでいたために、その幕引きが意外にあっさりしていることにがっくり来そうになっていました。

しかし、これはプロローグでした。本当の痛快さはそのあとにあった。法廷闘争の結果とそのあと展開は読んでのお楽しみと言うことで書かないでおこう。


ストリーだけでなく読ませる要素が多いために、この本を読みながら寝ようと思ったら、逆に眼覚めてさらに読みたくなってしまいました。朝まで読んでいたいと思わせる本にはなかなか出合えないものです。

8月21日からはWOWOWで5回シリーズでテレビドラマとして放送されるそうです。WOWOWが見れないのが残念。

繰り返しになるけど、中小企業にかかわる人にはぜひ読んでほしいおすすめの1冊。読むと元気と勇気が湧いてきます。

★★★★★☆

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