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2011年9月の記事

仕事ができる社員、できない社員(吉越浩一郎)


将来のない私が読んでどうするって言う感じですが(笑)、社員に読んでもらいたい本の1冊です。以前より、社内でも、「仕事ができる人と、勉強のできる人、頭のいい人はどう違うのか」って検討をしていました。この本を読んで、仕事のできる人はどんな能力が際立っているのか、またはどんなところに注意して仕事をしているのか、そのあたりをよく考えて仕事に向かい合ってほしいと思ったものです。

さまざまなことが書かれていますが、「はじめに」に書かれていた、仕事のできる人は次の3つの要素を持っているというのがまさに私と同じ考えでした。

1)失敗に早く気づく
気づくというのは仕事ができるうえで重要な要素です。人間だから失敗はよくします。問題は失敗したことではなく、失敗に気づくチャンスを逃していることです。早く気が付けばロスコストは格段に減ります。このあたりは意識して仕事をして、失敗したらもっと早く気付くチャンスがあったのかどうか、その点を自ら考える必要があるでしょう。

2)あらゆる仕事にデッドラインを設定できる
これってできない若い人は多いように感じます。ゆとり教育のおかげでしょうか?(笑)
課題を与えたらまずは後ろからデッドラインを決めて、そのためにいつまでに何が必要かとさかのぼっていくべきですが、どうも課題を積み上げ方式のようにやっていくので、いつにできるのか目標もなければ、自ら追い込むこともないようです。どんな小さな仕事でもデッドラインを決めて、それより早く仕上げることを目標にしてほしいのです。
さらに、デッドラインを与えると今度はデッドラインまでやらない・・・となります。どうして間際までやらないのか?
締め切りまで粘ってもどうせ50点くらいの仕事しかできないなら、1日でも早く50点の仕事を出そう。そうすれば締切には70点80点になっているはず。このあたりも教育で何度も繰り返して教えておく必要がありますね。

3)ハングリー精神がある
もっともっとと仕事によくばりにならないといけないです。社長になるくらいの気持ちで、もしくは独立するつもりで仕事をして、自らに自信を持てるくらいにハングリー精神を旺盛にしてほしいものです。もっともっとと言う気持ちは知識にも仕事の質にも影響します。いい仕事を早くできるようになり、ますます上を目指すようになります。

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スティーブ・ジョブズ 驚異のイノベーション―人生・仕事・世界を変える7つの法則(カーマイン・ガロ(著),外村仁(解説),井口耕二(翻訳))

先日、第52回ブザンソン国際若手指揮者コンクールで垣内悠希さんが優勝した折に、小澤さんがかつて「テクニックというのはいらないが、いざというときにあると助かるんだよ」と言っていたのが印象的だというのを聞きました。

テクニックが要らないのなら何がいるのか、それはこの本にもあるように「情熱」なんでしょう。成功するために必要なのは技術ではなく情熱であるというのは、NOBUで有名な松久信幸さんの言葉でもあり、「はやぶさプロジェクト」の言葉にも通じます。

あきらめない情熱が重要なのはわかったけど、それってずっと燃焼できるのには年齢は関係あるのだろうか?

若い人で情熱がない人には失望するけど、じゃ、歳をとれば情熱はなくなるのだろうか?なくならない人もいるんだろうなあ。


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マスカレード・ホテル(東野圭吾)

東野圭吾作家生活25周年 特別刊行第3弾と言うことで、「麒麟の翼」の加賀恭一郎、「真夏の方程式」の湯川先生に続く新キャラ新田浩介刑事が活躍する作品。加賀とか湯川は映像化されていてキャラのイメージが束縛される感じだけど、この新田刑事はまだ少しつかめないところがある分、自分の想像で読めます。

舞台はホテル。連続殺人事件の第4の殺人が警察の極秘捜査により、ホテルコルテシア東京で起きる事が予想され、新田刑事もホテルスタッフに成りすまし潜入捜査をすることになります。

この設定が面白いですね。お客様がルールブックと思うホテル業において、誰でも疑ってかかれと思う刑事がその仕事をするのですから。その戸惑いなど面白くおかしく読めます。

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世界侵略ロサンジェルス決戦(テアトル5)

Sekaisinryakuはしごの2作目。
SF映画と言うよりも戦争映画なんですね。相手がどこかの国や組織じゃなくて、エイリアンと言うだけ。映像はハデハデでしたが、どこにでもあるような展開のような気もします。エイリアンは地球に来る科学があるにしては少し弱すぎ(弱点1つで全部やられるというのは危険すぎるだろうって思っておかないとね)。

★★★


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アンフェアthe answer(テアトル1)

Answerそれなりに面白かったけど、結局answerってなんだったんだろう?まだまだ続くのかもって思わせる映画。良くも悪くも雪平だけの映画で、豪華キャストの男性陣がどれも馬鹿な男に見えちゃうほど(笑)
でも、巨悪って映画の中では庶民に秘密みたいな感じで必死に守ろうとしているけど、現実は結構巨悪が市場に出ちゃって(笑)、たいして驚きもしなくなっていることの方が怖い事実かも。
犯人宅に忍び込んで脱出しようとするシーンは、よくあるゲームのような感覚。これも映画に必要なのかな。ハラハラドキドキを楽しめましたが、全体的には突っ込みたいところが多い映画でした。

★★★★


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TOKYO BLACKOUT(福田和代)

発売されたときから気になっていて買って読もうかなと思っていたけど、当時はハードカバーだったし文庫本になるのを待っていました。東京を襲う未曽有の大停電!発売された時にはその設定に興味がありましたが、3.11を経て読んでみると驚くほどの話でさすがに取材力が素晴らしいというところだろうか。
東北地方を襲った地震の影響で東北からの電力補充ができないところに、送電線のある鉄塔を爆破するテロで東京の電力はひっ迫した状態になってしまいます。輪番停電(震災後本当にあったのですから小説の話と笑っていられない)で対応しようとしたけど、その対応システムに問題があり、東京全体(東京電力管轄の関東一円)が停電に陥るという最悪のケースが発生。

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シャイロックの子供たち(池井戸潤)

題名のシャイロックの子供たち、シャイロックと言うのはシェイクスピアのベニスの商人に出てくる強欲なユダヤ人の金貸しのこと。その子供たちと言うのは、この小説が銀行を舞台にした連作短編の群像劇のようになっていることから、登場人物を金貸しの子供たちと言ったのでしょう。

それぞれの短編にそれぞれのテーマがあり、銀行内のさまざまな人物が登場するということで、企業小説の短編集かと思いきや、そのうち事件が起き、全体でみるとミステリーの仕上がりとなっています。なかなか考えた構成となっています。その分全体を1つの作品としてみると少々ミステリーとしては物足りないような。


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どう伝わったら、買いたくなるか(藤田康人)

かつて、「人、モノ、金」と言われた時代があった。そこに「情報」が加わるようになったのは1980年ころのことだろうか。NECでもC&Cと言って、「コンピュータとコミュニケーション」と言っていた。思えばずいぶん先見の明があったような(笑)。それが、情報はどんどん増えていきました。

かつて、モノ不足の昭和の高度成長期は、モノが欲しかったために貧しくても明日は幸せな時代が来ると信じて突き進んでいた時代。情報もかつては不足していて情報を得ること自体が重要だった。

それが、情報はどんどん増えていく。平成12年くらいまでは情報流通量と情報消費量は拮抗していたが、今や選択可能情報量は10年間で530倍になってしまった。しかし、吸収できる情報量はそれほど飛躍的には伸びない。

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ビジネスチャンスに気づく人の57の法則(阪本啓一)

以前でていた「気づいた人はうまくいく!」に加筆修正したものと言うことで、復習の意味で(^^)(新たに9つのコラムが追加されているということです)。しかし「官僚の責任」を読んだ後に読むと、官僚の行動に対してなんと民間企業の行動の創意工夫が優れていることか(笑)

本書と関係ないけど、税金は給与天引きではなく全国民が直接納税すべきだと思いましたねえ。昨日見たビデオで税金を78%しか納めていないということで国税の職員が納めるようにパン屋に言うのだけど、私は軍事費に賛同しないとその分を差し引いて納めたらしい。民間では、お客様が主役なんだということを改めて教えてくれる本です(国民のためにと言いながら省益優先とは違う(^^;)税金を自ら払うことで互いに自分が主人公であることを認識した方がいいですね。

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官僚の責任(古賀茂明)

以前からよく言われてきていることだけど、改めて読むと本当に公務員改革ってできないものかなと少々気分的にあきらめムードになってしまう感じです。増税の前にやることがあるとしたらそのあたりなんですが、なかなか進まないのは官僚が優秀なんでしょう(本書では優秀ではないから、いろんなほころびができていると言っているが、自分たちの利権を守るための知恵は優秀、、、ってそれはずるがしこいって言うのか)。

わかりやすい本だし一度読まれることをお勧めしたい本ですが、官僚の責任と言うのは、政治の責任でもあると思いました。政治の責任と言うのは、さらに突き詰めると国民の責任でもあるのかなと思います。投票率が50%前後では、責任を放棄して好き放題してくださいと言う白紙投票に等しいことを国民が行っているからこうなるのでしょう。

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ライフ ―いのちをつなぐ物語―(テアトル5)

Life「アース」「オーシャンズ」を超えるBBC製作のネイチャードキュメンタリー超大作と言うことで、製作費35億円、撮影日数3000日ということらしい。確かに、この映像をどうやって撮ったのか?と思うようなシーンが満載です。

生きるということがテーマですが、映像の内容は親子愛を描くところも多く、親子で鑑賞と言うのはいいかもしれないです。事実親子連れが多かったです。

ドキュメンタリー映画なので、その映像美とよくぞ撮影したというシーンを堪能すればいいかな。動植物が中心ですが人間は登場しません。でも温泉に浸かるニホンザルが登場します。権力のある者だけが温泉に浸かれる、権力のない一族は外で見ているだけ、、って、党内の派閥争いも猿も変わらないものだと、、、唯一人間を感じたものでした。

★★★★☆

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日本企業にいま大切なこと(野中郁次郎,遠藤功)

最近出たばかりの本で事例も新しい話題も多く、内容的にも大変有意義な本ではないかと感じました。
「アメリカ型」はもはや古い、情緒的、非効率、ガラパゴスなどなど「だから世界では戦えない」と指弾された日本企業ですが、むしろ今となれば、それが強みであり、「共同体の善」「現場の暗黙知」といった日本の「当たり前」が注目されているとしています。効率化して巨大化してスケールメリットを追うだけでは世界で1~2社しか残らないのは自明です。ならば、むしろ独自性を強調するにはどういう社風にしていくのか、またそのためにはどんなリーダーなりミドル層が必要かは重要な要素でしょう。

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