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ジェノサイド(高野 和明)

長かった、、、やっと読み終えたという気持ちでいっぱいで感想など何も出てこない感じです(^^;。スケールの大きなエンターテイメントと言うのが、この本に寄せられる多くの感想であり、その点の評価が高いのだとも思います。しかし、これはエンターテイメントって言っていいのだろうかって少々疑問も。表題の通り「大虐殺(ジェノサイド)」のシーンでも少々辛い面もあったりして、本当に楽しむエンターテイメントとしては読めなかったなあ。

とにかく、スケールの大きなSF冒険小説って方がしっくりいく作品でした。しかも随所に映画を見ているようシーンが満載でその部分は楽しめるのですけど、どうもこの本と波長が合わないのか、読むスピードはかなり遅くなり(しかも590ページの大作)、かなりの時間を割きました。

コンゴの密林地帯に新種の生き物が現れたという極秘情報を発端に、日本の薬学部の大学院生と、米国首都の政治家と、コンゴの密林に潜入した傭兵の話が同時進行で進みます。新種の生き物は人間にようでもあるけど、人間よりもはるかに知能が優れた生き物で、その生き物から見れば人間は下等動物でしかありえないのです。過去の歴史から、より高度な知能を持つ種が下等な種を滅ぼすという危機感から、米国政府は合否にこの新種の生き物を抹殺しようとしますが・・・・

私が書くと、なかなか、ピンときませんが(笑)、本文にあったように、新種の生き物から人間を見ると、「人間から見て猿が核兵器のボタンを握っているようなもの」なのです。そうなれば危険きまわりないこの人間と言う種を抹殺するというか、知能のあるものが人間を駆逐すると言ったらいいのでしょうか、今の時代に旧人と言う割れるような種が存在しない現実とも通ずるものです。

3歳児くらいの赤ん坊のようにも見えるこの新種の生き物は、想像を絶する知能を駆使して、いとも簡単にサイバーテロも可能で、F22戦闘機をも落とせるのですから、ちょっと前なら宇宙人の襲来と言うような物語です。それが、我々人類が生まれた時のように地上に生まれてきたらってところが面白い設定でした。

★★★★★

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