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2011年12月の記事

ザ・フォロワーシップ(アイラ・チャレフ(著),野中香方子(翻訳))


サーバントリーダーシップ入門って本を以前に読んだ時に、こうしたフォロワーとの新しい関係を考えるきっかけになったけど、今度はフォロワーシップについて少し読んでみたくて手にした本。

世の中に数多くあるリーダーシップに関する本、さらにはどこの企業でも「リーダシップを発揮してくれ」と部下に言う上司が多いこと、、、そんなにみんながリーダーになってどうするの?世の中にはリーダー以上にフォローすする人の方が多いはず。しかし、そのフォローする側についてはあまり語られることがなかった。

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変化の時代、変わる力(御立尚資)


前作を読んだ後だったのでだいぶイメージがつかみやすくなったです。内容的には新しいのでこちらの方がおすすめですし、なにより視点が新鮮です。その視点こそ、「補助線」があるからなんでしょうね。
その中で気になったキーワードが「ものづくりとサービスの融合」。このことだけでも深く掘り起こしてほしいくらいだけど。

★★★

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経営思考の「補助線」(御立尚資)


思ったものと違った感じ。今読むとネット関係の辺りは少々古い感じがします。続編を読んで新しい感じがするかどうかチェックしなくっちゃ。「補助線」とは数学の問題などで、難しい問題が補助線を入れることでパッとわかる(わからないものも多いけど(笑))ってことなんですね。経営にも補助線を入れることで視界が広がることがあるかもしれません。

★★

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オリンピックの身代金(下) (奥田英朗)


犯罪者の行動と、それを追う者のそれぞれの時間軸が異なっており、それが次第に縮まっていく手法が、犯人を追いつめることにも繋がりなかなかの緊張感を持ちました。ラストまで飽きさせない展開に感服。楽しめました。

あの時代の生活や価値観、それが懐かしくまぶしい感じがするのは、今の時代があまりに感動が無くなったり国民が一丸となることが無くなったからでしょう。そして今もまた格差だけはあるということかな。そう思うことさえ「ナンセンス」((笑)本書の中で東大生がナンセンスを連発するのが面白かった。そんな時代だったのかな)

奥田さんの作品は、「家日和」以来だけど、どれもおもろい。

★★★★★☆

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オリンピックの身代金(上)(奥田英朗)


オリンピック間近、東京タワーも完成し、新幹線も試験運転を始めたころ、、、三丁目の夕日がこの時代の光なら、あの黒澤監督の「天国と地獄」がその影なのかもしれない。この作品はその2つの作品を彷彿とさせるものがあります(作品の中で映画「天国と地獄」について話すシーンがありますが)。郊外のマイホームを手に入れるニューファミリーと貧富の差の現実。楽しみな1冊は「後半に続く」・・・。

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図書館戦争(有川浩)


人気の本とは知っていたけど、なかなか手にすることもなく、全く内容も知らないままで読み始めた一冊。

物語の設定はとても面白いです。タイトルでも十分に気を引くのですが、その設定は相変わらずうまいなあ。あとの児玉清さんの対談で「図書館の自由に関する宣言」と言うプレートを図書館で見たから思いついた構想だったのか。そのあたりがさすが。

しかし、登場人物が個人的には好きになれなかったです。正確には好きになれなかったんじゃないなあ。この手のパターンが過去にもあったような印象で物語の設定の面白さから比べるとキャラは表面的な面白さだけが目立つようで、なんだか読んでいてそのギャップに戸惑うばかりでした。笠原郁が図書館の防衛部を希望するきっかけとなった慕って慕いきれないほどの王子さまって言うのも、もっと私を裏切ってくれよと言う結果で・・・(笑)

ま、エンターテイメントなので、これはこれでよしとしましょう。
図書館戦争と言うも物騒だけど、このあと革命やら内乱もあるみたい。図書館の神様なんて本もあったけど、本が全部、ネット上に存在するようになったら、持ち歩く図書館になってしまうのかな。あまり考えないことにしよう(笑)

★★★

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チーズは探すな! (ディーパック・マルホトラ)


ご存じ「チーズはどこへ消えた」(スペンサー ジョンソン)はベストセラーだったそうだけど、あれはもう10年も前のことだったんですね。その原題が「Who moved my cheese?」で、この本の原題は「I moved your cheese」。

賛否両論あるのだけど、消えたチーズを嘆いていてもどうにもならない、さっさと変化に対応した方がいいというのが「チーズはどこに消えた」に書かれていたことです。短い童話のような話に詰め込んだ内容ですから、その部分のみが強調されているのはしょうがないですが、現実はもっと複雑でもあります。もしかすると変化に早く対応して勇み足ってこともよくある話で、タイミングやリスクなど慎重に判断すべきところは必要だろうなあって思っています。

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リアル・スティール(テアトル2)

Rea今、スピルバークの作品が2作公開されているけど、その1作品。みんなが楽しめるいい作でした。

かつて優秀なボクサーだったチャーリーは妻子と離れ、ただ自分の夢だけに没頭してきた。だが、西暦2020年の今では人間に代わり、格闘技ロボットたちがボクサーとして活躍していた。ある日、どうにかロボット格闘技のプロモーターとして生活していた彼の前に、母を亡くした息子が姿を現わすが、父子の関係は最悪状態だった。そんなある日、2人はゴミ捨て場でスクラップ同然に捨てられた旧式ロボットを発見する。彼らの人生に奇跡を巻き起こす運命の出会いの旧式ロボットがなんと「アトム」。

ボクシングに人間の代わりにロボットが戦うという発想も面白いのですが、「ボクシング」「元ボクサーの落ちぶれ父親」「健気な子供」って三拍子そろったら、それはもう涙しかないでしょう(^^;


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数量化革命(アルフレッド・W・クロスビー(著),小沢千重子)

すごい本だ。「ヨーロッパ帝国主義が比類なき成功をおさめたのはなぜか?その理由のひとつは、科学革命に先立つ中世・ルネサンス期に、人々の世界観や思考様式が、宗教的なものから普遍的・効率的なものに変化していたことだと著者は言う。」

なるほど、今や「数量化」「視覚化」と言うのは、当たり前すぎて、存在しない世界を想像できないのだけど、冷静に考えてみると、かつてそれらが存在しない世界があったということも理解できます。

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科学でわかる男と女の心と脳(麻生一枝(著),東雲水生(イラスト))

「男はなぜ若い子が好きか?女はなぜ金持ちが好きか?」なんてタイトルに惹かれて買ったのだけど、とても本屋では買えない表紙でしたので、ネットで注文。しかし、内容は至って真面目な内容で、なるほど!と納得しながら読み進めていけます。

なぜ男は女より地位や年収にこだわるのか
犯罪者のほんとんどは男

などなど、なかなか面白いテーマを解説していますし、簡単に読める一冊です。かつて、「話を聞かない男、地図が読めない女」と言う本があって男脳・女脳と言うことを知りましたが、それにも関連するような内容でした。

★★★★☆

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空飛ぶタイヤ(池井戸潤)

面白い!本当に読み出したら止まらなかったなあ。実は今、夜の布団の中でこの本を、日中は「図書館戦争」を、会社に出勤したら朝の空き時間に別の本を、、都合3冊同時。しかし、布団の中で読みだしたら止まらない、朝起きたら読みたくなると、、、これは困った一冊でした。同じ池井戸さんの「下町ロケット」より先に書かれた作品で、まえからこの本と「鉄の骨」と「下町ロケット」が面白いとは聞いていました。

構図的には下町ロケットと同じで中小企業と大企業、それに銀行が絡み、内部では自己保身が渦巻く構図なんです。下町ロケットが直木賞でしたが、この作品は第136回の直木賞候補作品でした。しかし、その時は「該当作なし」という結果に。でも、これも直木賞だよなって思ったけどなあ。ただ、この作品は三菱自動車のリコール隠しの事件と密接に関係する部分で、少し弱かったのかな。しかし、「下町ロケット」を読む前にこの本を読んでいたら、私の評価は「下町ロケット」を上回るものになっていたでしょう。

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日本墨書会・日展八人会

20111201_2日本墨書会・日展八人会の展示会のご案内を、同級生の春日井貞崖さんからいただいたので行ってきました。
習字は習った記憶はあるけど、私の字はどう見ても貧弱な字しか書けませんが、ここに展示されている作品はどれも素晴らしいものばかり(しかし、書かれている文字が読めませんが)。こうした展示会では、どれか持って帰る作品を選ぶ気持ちで見ることにしていますが、今回は「優游自寧」にしました(^^)

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おやすみラフマニノフ(中山七里)


「さよならドビュッシー」を読んでいたので、この本も読みたかったですが、文庫本になりましたので読んでみました。

前作よりもミステリーとしては少々つまらなくなったかなって印象でした。自分自身が、誰が犯人でもいいやって感じで読んでしまっているのです(笑)。きっと、誰にも感情移入していないのでしょう(^^;

でも、音楽小説と思うとすごいなあって感心することしきり。どうしてここで暴雨風が襲い洪水が・・・なんて違和感を持っていただけど、嵐の夜のチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲はすごかった。すごいというのは曲を聞くことなく文章だけでここまで聞いたような感覚にさせるのがすごい。ラストのラフマニノフのピアノ協奏曲2番もしかり。書いてあることの半分も理解できないけど(笑)、それでもすごさがビンビン伝わってくる演奏でした。

★★★★★

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