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チーズは探すな! (ディーパック・マルホトラ)


ご存じ「チーズはどこへ消えた」(スペンサー ジョンソン)はベストセラーだったそうだけど、あれはもう10年も前のことだったんですね。その原題が「Who moved my cheese?」で、この本の原題は「I moved your cheese」。

賛否両論あるのだけど、消えたチーズを嘆いていてもどうにもならない、さっさと変化に対応した方がいいというのが「チーズはどこに消えた」に書かれていたことです。短い童話のような話に詰め込んだ内容ですから、その部分のみが強調されているのはしょうがないですが、現実はもっと複雑でもあります。もしかすると変化に早く対応して勇み足ってこともよくある話で、タイミングやリスクなど慎重に判断すべきところは必要だろうなあって思っています。

その「チーズはどこに消えた」の教えを受け入れて、日々チーズを探し続けるネズミたち。この本では、どうしてチーズはいつも同じ場所にないのか?そのこと自体に疑問を持たなくなるという問題をあげています。

日々の仕事でも変化に対応した後には、往々にその方法が正しい唯一のものと思われがちで、それ以外に目がいかなくなるということはよくあります。成功体験が足かせになることもあるでしょう。

「変化に順応する時代から、変化を自ら創造する時代へ。」と口で言うのは簡単だけど、なかなかできることではないです。しかし、自分自身の中に迷路があるとしたら、それは何か、なぜその迷路を迷路のままとして受け入れているのか、一度立ち止まって考えてみる必要があるかもしれません。

どんどん新しいツールや手法が生み出されて、それに順応することが成功の近道みたいに思っていると、実は本の中でビックが言った「おれがやっているのはそんなゲームじゃないんだ」と言うことが、新しい可能性と価値観を生み出すのかもしれないなあ。

とにかく読んではみたけど、こうした感想じゃなくって、少し自分になり考えてみてみたいものです。

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★★★★★☆

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