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2013年6月の記事

田舎の紳士服店のモデルの妻 (宮下奈都)

てっきり、田舎の紳士服店の妻がモデルをやっているのかと思ったら、田舎の紳士服店のモデルをやっている男の妻なんですね。読む前はすっかり勘違いしていました。北陸のどこにでもある田舎の街、福井だと思うけど、私も東京で11年勤めて福井に戻ってきたので、自分自身の事のように「わかるわかる」ってシーンが満載。とは言え、福井は私の場合は生まれ故郷。ここに主人公・梨々子との大きな差がある。差と言うか、もう別次元の感触だろうな。10年先なんて本当にわからないし想像できないモノなんだろうなあ。

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シューカツ! (石田衣良)

大学3年生の就職活動を描いた青春小説。私の時には就職活動と言う「活動」そのモノがなかった時代なので、大変だなって実感することも多かったですが、青春小説としても就職活動自体に焦点を当てても、どちらとも少しお気軽な印象の内容です。それだけ楽しく読めるから小説としては面白かったです。零細企業の面接する側としては、働きたいと思う人ならみんな働いてほしいのだけどなあ。

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未来の働き方を考えよう(ちきりん)

本屋さんでちょっと立ち読みして買った本。働き方がみんな一緒で(周りと一緒であることの安心感だけで)生きていくと言うのは確かに変だと思ったし、年金が出るまで働くと言う発想も変だと思っていたので、いろいろ考えさせてくれる本でした。

小さい会社の経営者と言う立場だと、書かれていることは羨ましいけど、そうそう自分の思いだけで今の仕事を投げ出すわけにはいかないので、ここに書かれているような人生を歩めるとは思わないけど、社員が多様な働き方や生き方が出来る環境は作りたいと思うし、そのような状況でも会社は成長できる仕組みを考えるのは、経営者の役目でもあるのかもしれないなあ。

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太陽のパスタ、豆のスープ(宮下奈都)

明日に羽って書いて「あすわ」。明日は羽ばたく言う願いがある名前の主人公の婚約破棄と言う人生の挫折からからの再生の物語。

でも、このメインテーマよりも妙なところに琴線が触れちゃって、、、9日間休んだ後に出社した明日羽と矢吹さんがハヤシライスを食べながら話をするシーンがよかったなあ。私も入社3年以内の社員とは個別に年2回食事や飲み会に行くけど、当たり前の中にある喜びを伝えられたらいいなあ。

この本は「豆スープ」と言うタイトルがあって、「福井の大豆な会」で話題になった作品。その時話題にならなければ一生読まなかったと思うと、なんでも行動してこそ生まれるものがあるのだなあ。

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未来の働き方を考えよう(ちきりん)

本屋さんでちょっと立ち読みして買った本。働き方がみんな一緒で(周りと一緒であることの安心感だけで)生きていくと言うのは確かに変だと思ったし、年金が出るまで働くと言う発想も変だと思っていたので、いろいろ考えさせてくれる本でした。

小さいか社の経営者と言う立場だと、書かれていることは羨ましいけど、そうそう自分の思いだけで今の仕事を投げ出すわけにはいかないので、ここに書かれているような人生を歩めるとは思わないけど、社員が多様な働き方や生き方が出来る環境は作りたいと思うし、そのような状況でも会社は成長できる仕組みを考えるのは、経営者の役目でもあるのかもしれないなあ。

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終わらない歌(宮下奈都)

終わらない歌
「トロンボーンと言う楽器がオーケストラの主役になりにくいからといって、僕が僕の人生の主役でないわけではない」

久保塚さんが早希に言う言葉だ。早希は中学の時のソフトボールのでエースだったが、肩を壊してソフトボールを断念し、スポーツ科学を学んでいる。エースと言う主役でなくなった自分の立ち位置に悩みながらも生きている。そんな時に出会ったトロンボーン奏者の演奏に感動して話を聞くシーンだ。この言葉だけでもこの本を読んでよかったと思うけど、もちろんそれだけじゃない心震えるような感動の作品でした。

前作「よろこびの歌」であの「麗しのマドンナ」を合唱してから3年後。同じ歌を歌った彼女たちは、20歳になった今、それぞれの道を歩んでいた。それぞれの道には、それぞれの歌が絡んでいる。今回はあやちゃんが福井と思われるところに就職する話も面白い(8号線の左側にあるバッティングセンターってあそこかなって(笑))。

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ピエタ(大島真寿美)

ピエタとはヴェネツィアにある捨て子の養育院の名前で、その司祭でもあったヴィヴァルディが遠いウィーンで亡くなった知らせが届くところから物語が始まります。その教え子のひとりであったエミーリアは、あることからヴィヴァルディの1枚の楽譜を追い求めることになり、その楽譜探しの過程で、ヴィヴァルディの知られざる面があらわになっていくと言う構成です。

18世紀のヴェネツィアの街に自分自身がいるような雰囲気が素晴らしいです。譜面の謎が思ったほどではなかったのが少々残念だけど、「よりよく生きよ」と言う歌詞には、この譜面が物語全体を見つめていたんだとの感慨も。

個人的には、ヴィヴァルディとヴェネツィアと言う題材だけで読んだものです。一気読みだったけど、それでもこの2つのキーワードがないと、良し悪しは別にして、私自身は苦手な雰囲気でした。

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