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ピエタ(大島真寿美)

ピエタとはヴェネツィアにある捨て子の養育院の名前で、その司祭でもあったヴィヴァルディが遠いウィーンで亡くなった知らせが届くところから物語が始まります。その教え子のひとりであったエミーリアは、あることからヴィヴァルディの1枚の楽譜を追い求めることになり、その楽譜探しの過程で、ヴィヴァルディの知られざる面があらわになっていくと言う構成です。

18世紀のヴェネツィアの街に自分自身がいるような雰囲気が素晴らしいです。譜面の謎が思ったほどではなかったのが少々残念だけど、「よりよく生きよ」と言う歌詞には、この譜面が物語全体を見つめていたんだとの感慨も。

個人的には、ヴィヴァルディとヴェネツィアと言う題材だけで読んだものです。一気読みだったけど、それでもこの2つのキーワードがないと、良し悪しは別にして、私自身は苦手な雰囲気でした。

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