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2014年11月の記事

その女アレックス (ピエール ルメートル(著),橘明美)

かつては読んでいたけど今は全く読まなくなった外国ミステリーでしかもフランス小説ってことで、ハードルが高いかと思ったのですが、そんな要素はこの作品の威力の前では些細なことでした。これは、久しぶりにミステリーそのものに酔ったような気分になる作品でした。トリックと言うよりもストーリーそのものが逆さ絵(と言うようなシーンも出てきたけど)と言うか、折り紙に「騙し船」と言うのがあったけど、あれと同じで、ちょっとした隙に掴んでいたものは全く違うものだったことがわかる驚きと快感とでもいったらいいのでしょうか。

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最後のトリック (深水黎一郎)

最後のトリックってタイトルで、犯人は読者であるあなた、、、何て言われたら一度は読んでみて、どんな趣向を凝らしているのか気になるところですね。なるほど、考えたという印象はありますが、解説でもあったように読者である私自身が被害者に憎しみを持つことなく殺してしまった(ってことになるのかな)って言うところが大きな一つの課題ですね。私が殺したいと思うほどの気持ちで被害者を思い、その結果、読者である私が殺していたらすごいかもしれません。でも「最期のトリック」でもあったわけですね。よくできましたって感じですが、何がもう一歩足りなかったのだろう(憎しみだけだろうか?)

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たった、それだけ(宮下奈都)

本の帯の言葉と2章くらいまで読んだ感じから苦手な作品かなって思いましたが、ルイの小学校時代から少しずつ物語の中に入っていけました。トータが「逃げているように見えても地球は丸いんだ。反対側から見たら追いかけてるのかもしれねーし」と言うシーンがあるけど、ちょっとした視点の違いや心の持ちようで、ぎりぎりで危ないバランスのまま生きていた人たちも、自分にも笑顔があることに気が付くのだろうなあ。瀬尾まいこさんが描く中学生が好きですが、宮下奈都さんの高校生も大好きです(って私が言ってもルイの胸はきゅうってならないだろうけど(^^;)。トータもルイも応援するよ。

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辞書になった男 ケンボー先生と山田先生(佐々木健一)

NHKで放映されたノンフィクションの書籍版。残念ながらNHKの番組は見ていませんが、この本はすごく魅力的な本でした。歴史をひもとくというのはミステリーに通じるのではないかと感じましたし、その謎のヒントが実際の辞書の中にあるという視点でわくわくしながら読んでしまいました。「新明解」も持っていますし、「新解さんの謎」もかつて読んでいて、その時には辞書に架空の人格を持たせる茶目っ気ぶりかと思いましたが、まったく違っていました。これは「辞書はかがみである」と言う主張と「辞書は文明批判である」と言う主張の違いのケンボー先生と山田先生の「いきざま」なんだなあ。

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超図解「仕組み」仕事術(泉正人)

分からない点を共有化してマニュアルにするというアイディアがよく社内でも話されますが、実は私はそのアイディアには反対です。なんでマニュアルなのか曖昧だし、マニュアルで誰でもできると言うコトは自分が不要だと言う事にならないだろうか。この本を読んで、「才能のある人がさらに上をめざし思考的な時間を割くために、ある部分を他の人にもできるようにマニュアル化をする」って自分なりに解釈してみました。そう思うと納得です

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誰も教えてくれないお金の話(うだひろえ)

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