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悲素(帚木蓬生)

「悲素」は「砒素」をもじったタイトルで、「1998年7月、祭りで提供されたカレーに何者かが毒物を混入、死傷者67名を出した和歌山カレー事件」に基づくドキュメンタリー風の作品。とは言え、精密なデータや難解な医学的要素がかえって読む側を当事者意識にさせ、緊迫感のあるサスペンス小説になっている。カレー事件やサリン事件にも捜査協力した井上尚英九州大学名誉教授をモデルに、和歌山カレー事件の捜査や逮捕、裁判の経緯を克明に再現している。唯一の難点は難解な医学用語かな。

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