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2016年2月の記事

朝が来る(辻村深月)

本屋大賞ノミネート作品社内読書会の私のノルマ作品で読んだのですが、かなり面白く読めました。幼い息子と両親の幸福な栗原家に、ある日「子どもを返してほしい」という女性からの電話がかかってくる、、というのが謎といえば謎ですが、不妊治療と特別養子縁組の話をテーマに、この物語では、「栗原家」のパートと「ひかり」のパートでは視点が変わればずいぶん印象も変わるものだなって感心しながらも「ひかり」に対して、「どうして相談してくれないんだ」という浜野の気持ちと同じ感情が湧いてきます。でも「どうすればよかったというのだろう」というひかりの思いが正直なところなのだろう。そこがすごく切なくもあるけど、、、ラストは少し唐突すぎて(笑)十分に整理できずに終わってしまった。

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福家警部補の追及 (大倉崇裕)

ようやく読み終えた福家警部補シリーズ第4弾。中編が2つ収録されているけど、いずれも好作品。しかし、倒叙ミステリーの定めか、どうしてもパターン化しちゃう点が宿命と言えば宿命でしょう。こうしたシリーズの場合、どれだけ犯人に思い入れを持てるかどうかが勝負になるのでしょう。その思い入れが今一歩って感じでしたが、楽しめる作品には違いなかった。

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