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2018年3月の記事

官僚たちの夏 (城山三郎)


ドラマは見ていたけど、原作は読んでいなかったので。今の時期に、昔の官僚はどう政治力に向かっていったのかって事で一気読み。高度成長期の古き一時代を表していると言えばそれまでだけど、予算も余裕があり官庁同士での許認可権力争いなど、今とは雲泥の差だと思う。仕事に関しては上昇志向で官僚的側面もある主人公・風越信吾も、その行動は「忖度」とは程遠いところにあり、その点では気持ちがいいくらいに読めてしまう今の時代(笑)。こそこそ改ざん事が話題になる時代にこそ、このような人物がいてほしいものだけど、やっぱり時代が違いすぎるかな。

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漫画 君たちはどう生きるか(吉野源三郎(著),‎ 羽賀翔一(イラスト))


どうして80年前の原作がマンガになると人気が出てベストセラーになるのか興味があったので読みました。結果は、「なんだかなあ」って少し私には向かない作品でした。ここに書かれていた「立派な人間」って何だろう?それが心に突き刺さるには、私は少し年を取りすぎてしまっていたかな(笑)。それとも時代が違いすぎていたか。普遍的なことで今の時代に通ずるものがあるし、多感な時に読むとよかったかもしれない。手紙の部分も漫画で表したらまた違っていて面白かったかも。

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不死身の特攻兵 軍神はなぜ上官に反抗したか (鴻上尚史)


9回出撃命令を受けて9回生還した特攻兵がいるって、あの当時そんなことがあったのか半信半疑なところがあって読みましたが、その事実がこれまであまり紹介されていないことに驚きを感じました。物語も興味がありましたが、特攻という作戦を考えるといろいろさらに考えさせられますね。「集団我」って単語がありましたが、確かに、普通のマラソンよりリレーマラソンの方が力を発揮しやすかったり、力を発揮しないといけない「空気」が出来ています。これが国民性と言えばそうなのでしょう。だから特攻隊が出来たとも言えますが、その中にあっても、「普通であること」「論理的であること」、今は、そんな多様な価値観を理解できないといけない時代だってことを教えられます。

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いちまいの絵 生きているうちに見るべき名画 (原田マハ)


連続して絵画関係の本を読んでしましました。この本にはカラー図版がついていて、それはそれで大変ありがたかったけど、この本を読んでいると実際に本物を見ることの大切さが伝わってきました。1枚の絵と出合った時の感動や衝撃がそれぞれのエッセイに込められていて、ひとつの見方ではあるのだけど、またこれらの絵を見る機会があったら思い出したくなるような話でした。

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