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2018年11月の記事

スイート・ホーム(原田マハ)

映画「スウィートホーム」と違って「ウ」がなくなると、タイトル通りの「楽しい家庭」を描いています。少々、後味が甘すぎて、毒のあるものを欲しくなるのが難点です。原田マハさんの作品は「ゲルニカ」「たゆたえども」しか読んでいないけど、これらの小説の方が波乱万丈で面白かった。あまりに無難な作品は阪急不動産とのタイアップ作品のためかな。いっこおばさんの陽気さと怪我からの落ち込み、リハビリと、このあたりが人間味として輝いていた。

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日本国紀(百田尚樹)


なかなかボリュームのある本ですが、幕末明治のあたりからの150年ほどが、全体の約半分を占めています。日本通史と言いながらも、そのあたりに焦点を合わせたと言ってもいいでしょう。読み物として面白く読めました。

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祈りのカルテ(知念実希人)

この次の作品「ひとつむぎの手」を先に読んでしまったのですが、その作品では、若き心臓外科医・平良祐介が、大学病院内の情報などに頼る諏訪野良太が出てきます。その諏訪野良太の研修中の5つのミステリー作品。なるほど、研修医の時から人当たりがよく、情報通というのもこういう性格だったからなのかって、出版順の逆に読んでもそれはそれでよかった。

優しいいい話が多く、軽く読めるハートフルミステリーだったけど「悪性の境界線」はかなりきわどい判定ではないでしょうか?

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ひとつむぎの手(知念実希人)

大学病院で過酷な勤務を続ける若き心臓外科医・平良祐介は、最高権力者・赤石教授に、三人の研修医の指導を指示された上に、赤石の論文データ捏造告発の怪文書に対して「犯人探し」も命じられます。こう書くと、ちょっとした医療ミステリーのようにも思われますが、どちらかというとヒューマンドラマですね。


希望の病院に出向する夢も叶わず自身の能力の限界を感じる祐介だか、患者と向かい合うその医療スタイルが、かたくなに心を閉ざす研修医たちとも次第に良好な関係になっていき、彼の妻の姿と併せて救われるいい話になっています。


徹夜して一気に読んでしまうほどのめり込む作品でした。

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沈黙のパレード(東野圭吾)

最初の設定は興味津々の内容だったし、多くの人が事件に関与しながらも互いに助け合うという構図も、オリエント急行殺人事件を思い浮かべてどんな違いが待ち受けているのだろうと期待して読み進めました。しかし、終盤、二転三転する事実は、感情移入を置いてきぼりして、「実はこんな真実が隠されていた」と説明されているようで、ふ~んって頷くしかない感じでした。面白いとは思ったけど、東野さんの名作とはいいがたい感じでした。

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