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2019年2月の記事

女性の視点で見直す人材育成――だれもが働きやすい「最高の職場」をつくる(中原淳(著),トーマツ イノベーション(著))

「女性活躍推進」が声高に言われていますが、はたして今の女性は活躍していないのかって素朴な疑問からスタートしています。女性はすごく活躍しているけど、望むときに選択可能な働き方が多様に用意されているかというと、まだまだ環境整備不足なのでしょう。

その職場作りが重要なのだけど、ここでの着目点は女性の働き方を「スタッフ期」「リーダー期」「マネジャー期」「ワーママ期」の4つの「トランジション」をとらえて説明しています。女性にしても男性にしても画一的に扱うのではなく個々の働く価値観が大切であって、女性の場合は、その人生のフェーズに置いてその価値観も変わっていくので、そのあたりを意識した職場作りが大切なんですね。

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愛なき世界 (三浦しをん)

名前が同じだから「多田便利軒」も好きだったけど、辞書編集の「舟を編む」、林業の「神去なあなあ」など滅多にお目にかかれない職業を書かれる三浦さん、今回は植物学の研究者。料理人習いの純朴な藤丸が恋した相手は、葉っぱの研究者本村。この本、装丁が素晴らしいですね(そこか(笑))。

遺伝子の話など元理系の私もちんぷんかんぷんでしたが、藤丸の気持ちでわからないまま呪文のように読みました。料理という実業と理系の基礎研究実験、まったく接点のない世界のようでいて、意外に共通点があったりして、その着想が面白かったのですが、私はどうしても藤丸側に立って読むので(1章のみ藤丸視点であとは本村視点)応援したくなるけど・・・(^^;。きっと本村さんも素敵な女性なんだと思うけど、研究にすべてをささげたのですから、それはそれで悔いのない人生なのかも。

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ひと(小野寺史宜)

「確信犯」とは、悪いことと確信して犯罪を行うものと私は思っていたのだけど、信念に基づいて「正しい事と確信」して犯罪を行うと初めて知りました(^^;。勉強になったなあ(私がこれまで無知だっただけか(笑))。予想外と言えば、当初思っていた内容とはかなり違う物語でした。ほんと、良い本だと思うし温かい感じがして心地いいです。主人公も個人的にはかなり好きですし、その価値観にも共感を覚えます。でも、それがなんとなく物足りなく感じてしまう。決して刺激が欲しいわけでもないのだけど、なんなんだろう、この感覚。

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