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2019年3月の記事

火のないところに煙は(芦沢央)

恐い話と言う事を聞いてから読んだから期待先行しすぎでした。「世にも奇妙な物語」みたいと思いながら1話2話と読み進みましたが、なんか逆にラストで怖さが半減(笑)。最初の話「染み」の表紙裏の「染み」や、アパート浴槽の髪の毛のぐしゃりとした触感など、いい線までいっていたのになあって感じです。


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人が集まる会社 人が逃げ出す会社 (下田直人)

「人が集まる会社」「人が逃げ出す会社」をこの本では「温める会社」「冷やす会社」と言い分けて、「冷ます会社」の特徴で注目すべきは、「本来の目的を見失い、手段が目的となってしまっている」こと。これは常に意識していないと誰もが陥りそうと思っています。一方で「温める会社」の特徴で注目すべきは「フェイストゥフェイスを重視する」「多様性の受け入れに柔軟である」「個人を大切にしている」が印象に残りました。働き方改革やコンプライアンスをまじめにやればやるほど、社員がつらい思いをして、「人が逃げ出す会社」になるのはなぜか?って事の説明が私個人が日頃から思っていたことを言ってくれて本当にスッキリ(笑)


温める会社の経営者に共通することは
 ・経営者はメンターやコーチをつけている
 ・読書家である
 ・心を磨く勉強会に参加している
 ・自らの高まりを周囲にシェアしている
 ・良心を発揮した自分が一番心地よいことを知っている
だそうです。いくつか当てはまることがあるでしょうか?

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ベルリンは晴れているか (深緑野分)

1945年、敗戦のベルリンの悲惨な町の様子や、戦時中のユダヤ人虐待の描写など、映像のように浮かぶ描写は読ませるものがあります。しかし、これだけの苦労と長い物語(本の中の時間の流れはそれほど長くない)を人探しで費やすには動機的に共感できずに、何度も「もう止めたら」って声がけしたくなる気持ちになります。人探しでは少々ドタバタして、時間を感じさせない内面の描き方が足りないのでは?って思ったらあのラストですからね。やや反則気味(笑)

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