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トリニティ(窪美澄)

トリニティとは三位一体と言う意味があるとか。ここで描かれる女性3人が三位一体と言う意味もあるのだろうけど、昭和の時代に女性が自らの才能で「仕事」も「結婚」も「子供」って大切なものをどれも得ようすると必死にならないといけない時代だったということなんだろうなあ。
 
東京五輪の1964年に創刊された伝説の雑誌「潮汐ライズ」の表紙を飾ったのは無名のイラストレーター「早川朔」でデビューした藤田妙子、その雑誌のフリーライターが三代続くモノ書きの家に育った佐竹登紀子、そしてその出版社の事務職だったのが宮野鈴子。
 
この三人はこの時に出会って、三位一体と言う意味で言うと、学生運動が激化して1968年10月に起きた新宿騒乱事件に3人で出かけたシーンに強調される。学生たちデモ隊の行動に触発されたのか、「ふざけるな! 男どもふざけるな! 女を下に置くな!」「男の絵なんか描きたくない! 好きな絵を好きなだけ描きたい!」と叫ぶシーンは印象的だ。
 
現在は72歳から78歳になる彼女たち、私よりもやや上の年代だけど、激動の昭和平成を女性として悩みながらも生き抜き、その結果がどうであれ、その必死に生きたことが今の時代につながっているのだろうと感じた。
前半は、妙子の生い立ちシーンが面白いと思ったけど他はなかなか読み進めなかったけど、新宿騒乱事件からそれぞれの家庭での悩みに行くあたりから徹夜読みになりました(^^

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