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2020年1月の記事

ライオンのおやつ(小川糸)

本屋大賞ノミネート本6冊目で社員もノミネート予想していた作品です。タイトルは瀬戸内海のレモン島にあるホスピス「ライオンの家」で出されるおやつのことです(レモン島、ホスピスで検索しちゃいました)。
2年前、1カ月半ホスピスに入っていた妻の心境を思って通常の精神では読めなかったです。ホスピスに入って一時元気になる妻の姿を見て、退院してからの旅行の計画もあったくらいですが、医者もプロです、そんな夢のような事は起きなかったです。濃厚な1カ月半だっただけど、ああすればよかった、こうすればよかったと後悔ばかり、あのホスピスの1カ月半はどんな気持ちだったのだろう。そばにいる人間でも本人の内側は分からないもの。
主人公・雫は前半の身体の調子がいい時には出かけて最高の笑顔を得るのだけど、次第に身体が言う事を聞かなくなり動けなくなっていくにつれ、心は研ぎ澄まされたようになっていき、様々なことが走馬灯にように浮かんでいく。もしかしたら、こんな気持ちだったのだろうか、と、本当にしみじみした気分で一気読みでした。
誰もが一度は死ぬ、不慮の事故であっという間に亡くなる人もいれば、死を宣告されて、残された時間をどう過ごすか悩む人もいる、、どれがいいのかわからないけど、ときどきこうした本に出合って、今、「生かされていることに感謝する」ことが「ライオンのおやつ」かもしれないです。

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風神雷神(原田マハ)

設定は面白い感じだったし、天才少年絵師・俵屋宗達が天正遣欧少年使節と一緒にローマに行くって話までは面白かったのですが、、いざ旅立ってからが極端につまらない(^^;。俵屋宗達が観光客のように感動しているシーンが多くって、もっともっとすごさを知りたかったのに、、って言ってもこれは架空の話ですからね。

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残酷な進化論: なぜ私たちは「不完全」なのか (更科功)

「人類が生まれるための12の偶然」を読んだので一層興味深く読むことが出来ました。進化というのがどういうことなのか、人間が一番優れて進化して他の生き物は進化しなかったみたいなイメージしかなかった私には、人間が進化していない部分もいっぱいあることが新鮮でした。地球という枠組みの中で生きていくためには、死ななければ子孫を残せない運命になるのも事実なんだろう。学術的にどうなのかはわからないですが、こうした想像をめぐらして進化を考えるのも楽しいものです。

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地域引力を生み出す 観光ブランドの教科書 (岩崎邦彦)

地域観光をブランド力から解説したいい本です。観光にかかわる人はもちろん、地域のトップにも行政職員の方々にも読んでいただきたいと思える内容でした。私の住む福井県もブランド力がある地域ではないです。来てもらうではなく引力を高めることを第一に考えないといけないです。「カニ」でしょうか?「恐竜」でしょうか?それとも「みそ楽」(それ何?ってなりそうです)。見る観光から感じる観光へ。

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