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2020年2月の記事

線は、僕を描く (砥上裕將)

水墨画の世界にスポットを当てて、「線は僕を描く」という秀逸なタイトル(読み終えないと思えないけど)その点は素晴らしいと感じました。ただ、登場人物はなんとなく漫画チックでありそうな設定で思い入れが出来ないのは、もしかしたら、作者との年齢差が問題で、私が時代から遅れてきているからだろうって思ってしまいます。同時にこの作品のコミックも発売されていて、そちらの方が素直に受け入れてしまいました。しかし、なんにしても若人よ、極めなさい、この主人公のように水墨画は無理でも、仕事に対して感受性豊かに、本質が見える目を持ってほしいものです。

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熱源(川越宗一)

食わず嫌いのところがあったけど本屋大賞ノミネート7冊目の本。予想と違って読み始めたら樺太をめぐる壮大な叙事詩でした。文明とは何なんでしょう。文明というものを押し付けられて消えていく民族がいることを改めて考えさせてくれる一冊。民族でなくても、今の時代でも新技術や効率化などなど、成長することが正しくて幸せになれるという物差しで、押しつけはあるのかもしれない。そんなことを思った一冊だけど、やっぱりカタカナ登場人物は苦手だな。

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