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2020年3月の記事

むかしむかしあるところに、死体がありました(青柳碧人)

話題になっていた作品だし本屋大賞ノミネート本でもあるので読んでみました。なかなか考えられているなあって感心すると同時に、なんか信じていた人にこちらまで裏切られたような気分(笑)「本当は恐ろしいグリム童話」ってところでしょうか?童話の原作は結構怖いものですからね。花咲か爺さんと犬の次郎が一種の清涼剤になっている感じです。

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光秀の定理(垣根涼介)

「信長の原理」が面白かったので手にした本。出張中の飛行機に忘れてしまい、再購入で1か月以上かかっての読破でした。

「定理」はなんだったのか、本当に「光秀の」だったのか、私にはよくわかりません。
この本の魅力は破戒僧「愚息」と剣の達人「新九郎」でしょう。光秀はわき役のような位置づけです。肝心の本能寺の変も、その前で終わり、続く章では、その15年後が描かれ、そこで「光秀がなぜ本能寺の変を起こしたのか」この2人によって語られます。そのあたりは独特のスタイルで面白かったです。ただ光秀自身に期待すると少しがっかりするかも。

何より感動したのは、「4つのお椀」(モンティホール問題)を信長が100個にして直感でもわかっていたシーンです。これを光秀ででなく信長がやるあたりに、2人の人物の違いがよくわかりました。

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糸 (林 民夫)

中島みゆきの糸と言う歌が好きになったのは3年くらい前。「逢うべき糸に出逢えることを人は仕合わせと呼びます」と言う「仕合わせ」を知ったから。固執する幸せではなく、いい事も悪い事も合わさって運命的巡り合わせがある、その仕合わせ。この歌が映画化され4月公開されるので、その前に脚本家が書いた小説を読んでみた。視点を変えて内面を読み取るあたりは映画をより深く見ることができそう。 作中の村田節子の言葉が印象深い。物語は運命的過ぎる印象もあるけど、運命なんだから「過ぎる」って思わないで映画を楽しみに待ちます。

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