読書の時間

応援される会社 熱いファンがつく仕組みづくり (新井範子 (著), 山川悟 (著))

いい本です。これからの時代、こうした仕組みを出来る会社が残るんだろうなあって言う、ある意味主役がお客様になった印象です。でも、もしこうしたことを日頃から意識している経営者にとっては、体系的な意味合いが大きいけど新たな発見は少ないかもって感じです。その一方で、応援される企業って価値観を意識し始めた管理職の方などにはぜひ読んでいただきたいかなって言うのが印象です。応援って言うのも全国区と地域では違ったります。地域で「あの会社いい会社だよね」って言われるのは何よりも代えがたい勲章でもありますね。

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官僚たちの夏 (城山三郎)


ドラマは見ていたけど、原作は読んでいなかったので。今の時期に、昔の官僚はどう政治力に向かっていったのかって事で一気読み。高度成長期の古き一時代を表していると言えばそれまでだけど、予算も余裕があり官庁同士での許認可権力争いなど、今とは雲泥の差だと思う。仕事に関しては上昇志向で官僚的側面もある主人公・風越信吾も、その行動は「忖度」とは程遠いところにあり、その点では気持ちがいいくらいに読めてしまう今の時代(笑)。こそこそ改ざん事が話題になる時代にこそ、このような人物がいてほしいものだけど、やっぱり時代が違いすぎるかな。

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漫画 君たちはどう生きるか(吉野源三郎(著),‎ 羽賀翔一(イラスト))


どうして80年前の原作がマンガになると人気が出てベストセラーになるのか興味があったので読みました。結果は、「なんだかなあ」って少し私には向かない作品でした。ここに書かれていた「立派な人間」って何だろう?それが心に突き刺さるには、私は少し年を取りすぎてしまっていたかな(笑)。それとも時代が違いすぎていたか。普遍的なことで今の時代に通ずるものがあるし、多感な時に読むとよかったかもしれない。手紙の部分も漫画で表したらまた違っていて面白かったかも。

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不死身の特攻兵 軍神はなぜ上官に反抗したか (鴻上尚史)


9回出撃命令を受けて9回生還した特攻兵がいるって、あの当時そんなことがあったのか半信半疑なところがあって読みましたが、その事実がこれまであまり紹介されていないことに驚きを感じました。物語も興味がありましたが、特攻という作戦を考えるといろいろさらに考えさせられますね。「集団我」って単語がありましたが、確かに、普通のマラソンよりリレーマラソンの方が力を発揮しやすかったり、力を発揮しないといけない「空気」が出来ています。これが国民性と言えばそうなのでしょう。だから特攻隊が出来たとも言えますが、その中にあっても、「普通であること」「論理的であること」、今は、そんな多様な価値観を理解できないといけない時代だってことを教えられます。

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いちまいの絵 生きているうちに見るべき名画 (原田マハ)


連続して絵画関係の本を読んでしましました。この本にはカラー図版がついていて、それはそれで大変ありがたかったけど、この本を読んでいると実際に本物を見ることの大切さが伝わってきました。1枚の絵と出合った時の感動や衝撃がそれぞれのエッセイに込められていて、ひとつの見方ではあるのだけど、またこれらの絵を見る機会があったら思い出したくなるような話でした。

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マンガでわかる「西洋絵画」の見かた(池上英洋(監修),‎ まつおか たかこ)


「 たゆたえども沈まず 」を読んだので、その流れでゴッホと似たような時代画家の事を知りたかったのと、写実主義から印象派へのあたりを少し知りたくて。マンガでわかると書いてあるのだけど、結構な情報量です。ルネサンスから20世紀の現代まで、ボリュームたっぷりに読みましたが、細かい情報は記憶に残っていないかも(笑)。併せて別の本も読んでもう少し勉強できたら絵画鑑賞も楽しくなりそう。

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屍人荘の殺人(今村昌弘)


嵐で孤島になるとか、別荘が雪で閉ざさるとか、自然災害がクローズドサークルになる事が多いけど、ここでは〇〇〇(って伏字にしなくてもいいけど)。その着想やトリックの設定などなかなか面白いものを「見た」。それでもリアリティがなんか感じられず感情移入も出来ないのは〇〇〇のせいではなく、そこにいる人たちの行動であったり言葉だったように思う。手の込んだ「本格クイズ」を提供された感じはしたけど、「本格推理小説」かと言うと動機や計画性も含めて、私には少し印象が薄い作品だった。それでも★4くらいのおすすめ(^^

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たゆたえども沈まず(原田マハ)


今年の本屋大賞ノミネート作品はどれも面白い本が揃っている感じです。前作「ゲルニカ」のサスペンス性と言うかミステリー性がなくなりましたが、それがタイトルにぴったしの雰囲気の作品になっています。「たゆたえども沈まず」はパリ市の紋章に書かれている「Fluctuat nec mergitur」ってラテン語らしいのですけど、NECに反応してしまうのも自分でも何だかな(笑)。作品はゴッホ兄弟と忠正・重吉の2人の日本人という実在した人物で、その巡りあわせをフィクション化したものです。ゴッホの作品を見る前に読むことをお勧めしますし、読んでいてもゴッホの作品の絵を見ながら読むと楽しさが一層増しますね。

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崩れる脳を抱きしめて(知念実希人)


昨年、妻が55日間のホスピス病棟で世話になったこともあり、ホスピスが舞台だとどうしても意識がそちらに行きます。「爆弾」は爆発してしまったけど1日1日有意義だった55日間だったなあ。それはそれとして、この本は、食わず嫌いで、最初は苦手かなと思ったのですが、読んでみたら読みやすかったし、集中して読み切ることができました。それくらいテンポいい感じでした。ところどころ「あれ?読み飛ばしたかな」って引っかかる部分がありましたが、実はそれは読み飛ばしではなく後の伏線になっていたというものありました(いきなりその部活か(^^;)。主人公の同期の「冴子」って女性が魅力的です。

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盤上の向日葵(柚月裕子)


徹夜本でした。と言っても徹夜で読んだわけじゃないですが、読み終えるまで寝られなかったです。松本清張の「砂の器」的と言う評価も聞かれますが、確かにそれらしい雰囲気があります。謎解きそのものは、死体は誰か、そこのあった将棋の駒はどこから来たのか、なんですけど、人間ドラマの構成がうまいのか、読んでいて次が気になってしまいました。将棋の部分はほとんどわからず(笑)、それでも楽しめる作品でした。むしろ気になったのは「島根」「ゴッホ」「味噌屋」のキーワード。次はそのゴッホに関する「たゆたえども沈まず」を読もう。

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