読書の時間

祈りのカルテ(知念実希人)

この次の作品「ひとつむぎの手」を先に読んでしまったのですが、その作品では、若き心臓外科医・平良祐介が、大学病院内の情報などに頼る諏訪野良太が出てきます。その諏訪野良太の研修中の5つのミステリー作品。なるほど、研修医の時から人当たりがよく、情報通というのもこういう性格だったからなのかって、出版順の逆に読んでもそれはそれでよかった。

優しいいい話が多く、軽く読めるハートフルミステリーだったけど「悪性の境界線」はかなりきわどい判定ではないでしょうか?

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ひとつむぎの手(知念実希人)

大学病院で過酷な勤務を続ける若き心臓外科医・平良祐介は、最高権力者・赤石教授に、三人の研修医の指導を指示された上に、赤石の論文データ捏造告発の怪文書に対して「犯人探し」も命じられます。こう書くと、ちょっとした医療ミステリーのようにも思われますが、どちらかというとヒューマンドラマですね。


希望の病院に出向する夢も叶わず自身の能力の限界を感じる祐介だか、患者と向かい合うその医療スタイルが、かたくなに心を閉ざす研修医たちとも次第に良好な関係になっていき、彼の妻の姿と併せて救われるいい話になっています。


徹夜して一気に読んでしまうほどのめり込む作品でした。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

沈黙のパレード(東野圭吾)

最初の設定は興味津々の内容だったし、多くの人が事件に関与しながらも互いに助け合うという構図も、オリエント急行殺人事件を思い浮かべてどんな違いが待ち受けているのだろうと期待して読み進めました。しかし、終盤、二転三転する事実は、感情移入を置いてきぼりして、「実はこんな真実が隠されていた」と説明されているようで、ふ~んって頷くしかない感じでした。面白いとは思ったけど、東野さんの名作とはいいがたい感じでした。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

60代にしておきたい17のこと(本田健)

この作家の20代にしておくことや就職前にしておくことはあったと知っていたけど、60代になってもしておきたいことがあるのなら、、って気持ちで読んでみました。この作家は一体いくつなのだろう。内容的に深いものがあるわけでもなく、表面的には目次を読めばほぼ90%読破したもいいところと思える内容だけど、ここに書かれている17の項目は、結構、「言えてる」って61歳の私が思えました。これらの項目をあげるって言うのもなかなかするどいなあ。
まだまだ人生を楽しみましょうってことかな。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

幸せな小金持ちへの8つのステップ (本田健)

いいこと書いてあると思うのだけど、なんだか「自分だけが幸せな小金持ち」になるような気がして。それでいいのだろうけど、そもそも「ビジネスをする」にではなく「ビジネスを所有」しなさいと書かれていて、その時点で「ビジネスをする」事が楽しいと思う人は、ちょっと厳しいかなと思う「幸せな小金持ち」(笑)。まあ、大金持ちには当然なれないし、小金持ちにもなれないけど、幸せな生き方は出来るかもしれないなあ。でも、ほんと、お金にたいしていろいろ考えると日本では「守銭奴」みたいにいわれるようなイメージがあるけど、きとんとお金に向き合う事はいいことかなと思うなあ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

下町ロケット ヤタガラス(池井戸潤)

今日からドラマが始まるので、その前までに読みたかった作品。「ゴースト」とあわせて2作読めました。もう、これは現代の水戸黄門みたいなもので、ほんと、いろいろなややこしい関係があっても、きちんと、悪い奴らが最後は懲らしめられる、、、って、出来すぎだけど、もちろん、許します(笑)

今回は、中小企業と大企業って構図じゃなくて、中小企業のあつまりと帝国重工のしのぎあいだけど、その帝国重工のキーテクノロジーは佃製作所が担っているのです。大切なことは中小企業と大企業の争いではなく、使う人の便宜性なんですね。使う人が蔑ろのされていることの方が問題って、強いメッセージを感じました。その意味ではいい本でした。今日からのドラマも楽しみです~。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

「数字」が読めると年収がアップするって本当ですか? 決算書オンチのための「会社の数字」が肌感覚でわかる本(古屋悟司 (著), 田中靖浩 (監修))

「経営者が社員に読んでほしい本」ナンバー1(勝手に決めました)」って帯に書いてあるので、まずは経営者である私が読んでみて、社員に読んでほしいって思うかどうか、、、で、読ませることにしました(^^。私は結構数字が読める方だと思っているので、ここに書かれていることは「当り前」的に思うのですが、この本の面白さは、その「今」の「当り前」さではなく、「こんな気分になる事もあるよなあ」とか「給料上げたい気持ちを分かってほしい」に共感したり、そんな共感があるところが面白いのでしょう。私もデロリアン号に乗って過去に戻って、ターニングポイントでやり直しするとしたら、自分のどの時代になるかなあ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

夏空白花(須賀しのぶ)

今年の夏、100回を迎えた全国高校野球選手権大会、そのタイミングで書かれた高校野球復活の物語。敗戦後の日本で、甲子園大会を復活させて、未来の若者に元気と希望をって思いで東走西奔する新聞記者の神住。しかし、GHQや野球道具不足など幾多のハードルが待ち構えていて、学生野球に対する野球道のような考え方の危うさもあって、考えさせられる部分もあります。それにしても、彼の奥さんはよくできた男気のある女房だなあ(笑)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

あるかしら書店(ヨシタケシンスケ)

妄想書店、ですが、なかなか面白い発想のエピソードも多く、気楽に読むにはいい本です。本好きの方のは読んでも損はないかなあ。特に面白かったのは、上巻、下巻のある本の説明。それすごくいい、それくらい遊び心のある本を販売して欲しいくらい。読むのは面倒くさいけど。あと、図書館で働く人のタイプの説明「『本を好きな人』のことを好きな人」って、3回くらい読み直したけど、それ当たっているような(笑)。社会をそういう視点で見れるってすごいなあ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

下町ロケット ゴースト(池井戸潤)

今までの「ガウディ編」や「陸王編」とくらべて「ゴースト編」は本来の最初の作品の続編的内容です。この本は。10月からテレビで放映される「ゴースト・ヤタガラス」の前半部分に当たるゴースト編。ゴーストと言うのは読んでいくとわかるのですが、今回も読ませてくれます。でも、なんだかなあ、前編だからでしょうか、池井戸さんの黄門様みたいなマンネリ化は大歓迎なんですが、最後の裁判のシーンもすっきり感が以前より小さいような。読者はより刺激的なものをもとめるようになっているのでしょうか?いずれにしても後編を読んでからのことですね。TVドラマは見ますけど(^^

| | コメント (0) | トラックバック (0)

より以前の記事一覧